ニューヨークのオークションハウスで日本酒が初めての出品日本一の山田錦で造った獺祭、8,125ドル(約115万円)で落札

PR TIMES
2022.09.21 15:50
旭酒造株式会社
旭酒造株式会社(本社:山口県岩国市、代表取締役:桜井一宏)は、日本一の山田錦で造った「獺祭 最高を超える山田錦2021年度優勝米 DASSAI Beyond the Beyond 2022」を、ニューヨークのオークションハウス、サザビーズへ1本出品。最終価格8,125ドル(約115万円)で落札されました。サザビーズNYによると、ニューヨークのオークションで、日本酒の出品・落札は初の出来事。
(リンク)
概要
旭酒造は、自社で主催する「最高を超える山田錦プロジェクト2021」(山田錦の品質を評価するコンテスト)の優勝米で特別な獺祭を造りました。
商品名: 獺祭最高を超える山田錦2021年度優勝米
英語名:DASSAI Beyond the Beyond 2022
通し番号1番のボトルをサザビーズNYのオークション出品。9/16(金)23時頃(日本時間)最終価格8,125ドル(約115万円)で落札されました。

◆獺祭最高を超える山田錦2021年度優勝米について
常識を覆す。世界に挑む。今までの常識を疑い、最高を超える酒米をつくる。「最高を超える山田錦プロジェクト」のテーマです。私たちも同様に、その酒米で最高を超える酒を造る事ことに挑んでいます。
それが「Beyond the Beyond」です。 第3回となる今回から、グランプリの酒米の審査基準を変更しました。国が定めた従来の酒米審査とは異なりますが、超高精白に対応し、私たちが考える美味しい酒を造るための審査基準への変更です。具体的には、今まで大きい方が良いとされていた米中心部の心白を、「中心に小さくしっかりと」という基準に変えました。
 余分なものをそぎ落とすことで出る透き通った味わいや華やかさ、細部まで繊細に感じるきれいな甘みとふくらみ。新しい審査基準のグランプリ米でつくることで、私たちの求める美味しさを一つ先に進めることが出来ました。日本酒だからこそ、獺祭だからこそ出来る味で世界に挑み、「昨日と同じ」ではない未来を創る事は、私たちにとって大きな挑戦であり喜びです。

また、出来る限り搾りたての新鮮なお酒を楽しんで頂くために、最先端の冷凍技術※1の力を借り、ボトルの素材は冷凍に耐え得るチタン※2を用いています。漆塗りのキャップは日本最高峰の作家、まる又漆器店 伊藤猛の作品です。この1本に創造と挑戦が詰まっています。
※1 テクニカン社の液体凍結技術「凍眠」 (
  液体凍結とはパックした食品を『-30℃』の液体アルコールで冷凍する手法。
※2 チタン製品のブランドSUSgallery(サスキ゛ャラリーで知られるSUSサス社開発のチタンボトル
(
株式会社SUS(サス)は1980年代にステンレス製魔法瓶の自社開発、2003年には世界で初めてチタンによる
真空二重構造タンブラーの開発に成功したことで一躍有名に。

◆ニューヨークのオークションハウス、サザビーズへの出品について
この度、「獺祭 最高を超える山田錦2021年度優勝米 (英語名DASSAI Beyond the Beyond 2022)」全23本の内、通し番号1番を、ニューヨークのオークションハウス、サザビーズに出品いたしました。
※一昨年の香港サザビーズで行われたオークションでは、日本酒の取引額として当時過去最高額の1本約84万円で落札されています。
2022年8月にはラスベガスのとあるホテルにて「Beyond the Beyond 2019年優勝米」を3本販売し、1本15,888ドル(約222万円)で完売しました。
◇サザビーズ・オークションとは
香港、ニューヨーク、ロンドンをはじめ世界9 箇所にてオークションを催している最も歴史のあるオークションハウス。1744 年にロンドンで書籍の売買をしていたサミュエル・ベーカーが、売主と買主が取引をする場を提供する目的で開催した古書のオークションに端を発します。印象派・近代美術、コンテンポラリーアート、中国美術、日本美術、ジュエリーや時計の分野に加えて、ワインのオークションも常時開催されています。
◆山田錦について
第3回となる「最高を超える山田錦プロジェクト」で、グランプリに輝いたのは岡山県の高田農産でした。優勝米は1俵50万円、60俵を3000万円で購入させて頂き、このBeyond the Beyondを造りました。
◆参考URL 「最高を超える山田錦プロジェクト2021 発表会」
◆参考 高田農産について
平野部に田畑が広がり、その間に民家が点在する岡山県岡山市南西部の興除地区(旧興除村)。「最高を超える山田錦プロジェクト2021」でグランプリを獲得した高田農産は、この地で山田錦の栽培をはじめとする農業を営んでいる。代表を務める高田正人さんに、グランプリ受賞までの道のりを振り返っていただいた。「私が農業に携わるようになって28年になりますが、28年前には山田錦を作っていましたね。量は知れていましたが、あるきっかけで私の父が旭酒造の桜井博志会長とお会いすることになって、10年ほど前から旭酒造とのお付き合いが始まりました。最初は緊張しました。獺祭といえば知名度が高いし、海外にも出しています。厳しく米を見ることも知っていたので、うちでは従業員も息子も働いていますが、下手なもんは作れんぞ、と気合を入れたことを覚えています」
 高田さんにとって、「最高を超える山田錦プロジェクト」は実にモチベーションが上がる取り組みだったという。「これは日本の農業に夢を与えてくれるな、と感じて、俄然やる気が湧いてきました。ただ、第1回目のグランプリにはエントリーしなかったんです。あの年は、うちの米の心白の出来に納得がいかなかった。2回目はエントリーしましたが、(昨年度グランプリを獲得した)福岡県の北島(将治)さんの米を見て、これは絶対にかなわないと思いました」
転機となったのは、第3回から審査基準が変わったことだった。「心白が中心に小さく入っている米なら作れると思いました。うちは麦も育てていますが、麦を育てない専用の田んぼを1ヘクタールほど準備しました。ポイントは、最初は肥料を少なめにして、穂ができる頃に追肥をすることと、水の管理に気を使うこと。あと、10月初旬の刈り入れの時期に真夏日が続いたので、夜になって気温が下がってから乾燥機に入れるようにしたことも、効果があったようです」 こうしてグランプリに輝いた高田さんは、「マスコミにも取り上げていただいて、周囲の農家もやる気になっています」と笑う。「切磋琢磨する仲間ですけれど、ライバルでもあります。負けませんよ。次は、連覇を目指します」と力強く語った。

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