スイートコーンの規格外品や残渣からオリジナルクラフトビールを作ります!

2022.09.13 06:26
スイートコーンの収穫・調整には、規格外品や皮やひげなどの残渣が大量に発生します。 これらの再利用策として、規格外品の可食部を原料にしてビールを作り、皮やひげから作った和紙で商品ラベルを作ります。今回集まったご支援をもとに試作を行います!
はじめまして!松田兄弟です!
2018年、兄が農機具メーカーを辞めて脱サラし、地元の宮崎県日南市に帰って新規就農するタイミングで、地元のピーマン農家で働いていた弟が合流し「まつだ農園」が始まりました。
以来、少しずつ品種や作付面積を増やしており、1年間でスイートコーン、ピーマン、生姜、ブロッコリーを生産しています。

高齢化・耕作放棄・後継者不足と課題が山積する農業界ですが、持続可能な農業を目指し、新しい価値を創り出したいと思っています。
『スイートコーン残渣・規格外品のアップサイクル』

スイートコーン残渣・規格外品を再利用したクラフトビールを開発し、当農園の将来的な6次産業化の検討材料にします。

収穫の際に発生する皮・ひげなどの残渣や、サイズが小さい規格外品を有効活用できれば、自然の恵みを最大限使い切ることができます。普段は廃棄するだけだったものを、価値ある商品に変えることができるかもしれません。

今回、この規格外品の可食部を原料にしてオリジナルのクラフトビールを試作し、皮やひげから作った和紙で商品ラベルを作ります。試飲会等でテストマーケティングを行ない、反響を伺いたいと思っています。
全国的にも日照時間が長く太陽の光に恵まれた宮崎県は、特産物や郷土料理はおいしいものだらけ。ゆったりした時間がながれる土地で、人柄も大らかな方が多いです。

南国のイメージが強い一方、夏には毎年のように甚大な台風被害にも悩まされる農家泣かせの側面もあります。
資金も設備も人手も足りない中で立ち上がったまつだ農園でしたが、今年で3年目を迎えることができました。

1年目は、収穫して販売するだけで精一杯。地元のJAに卸すだけで時間も人手も尽きてしまいました。それでも、初年度から美味しいスイーコーンができたことで私達の自信にもなりました。

2年目は、ECサイトを立ち上げ、少量ながら日本全国に販売することができ、「美味しかった」の声が大きな励みになりました。同時に、少ない人数でも食べきりやすい少量販売の必要性やパッケージデザインの重要性を痛感しました。

3年目の2022年、2年間の経験を基に宣伝用リーフレットの同封や個包装ラベルの制作を行うことで僅かながら売り上げを伸ばすことができました。一方、生産量の増加に比例して残渣や規格外品も多くなり、これらの有効活用策に思いを巡らせるようになりました。
▲残渣(上から時計回りにひげ、葉、皮)

大量の農業残渣は、普段は畑に漉き込んで土に還しています。廃棄するものとは言え、自然の恵みが詰まった作物です。何か生かす方法はないかと考え、今回のプロジェクトを思い立ちました。

手間暇かけて育てた我が子同然のスイートコーンが、「サイズが適さないから」「土がついて皮が汚れているから」「先まで実が詰まっていないから」などの理由で規格外品となり処分に回るのは、とても耐えられません。
▲食用に問題なくても様々な理由で出荷できない規格外品


「この甘味や香りを活かして何か製品を作れないだろうか?」と考える中で、柑橘や山椒などを使ったクラフトビールの存在を知り、「スイートコーンでもビールを作れるのではないか?」と思い当たりました。あえてビールを選んだのは、芯まで宿るコーンの香ばしさを活かすのに相性が良いと考えたためです。また、ビールから連想する、再会・団欒・祝杯などの幸せなイメージが、楽しみを共有するにはもってこいだと感じました。

神奈川の醸造所に原料を持ち込み、試作品の共同開発を進めています。飲み口が柔らかく、それでいてスイートコーンの芳醇な甘さが活きる唯一無二のビールを目指しています。
併せて、宣伝上重要になる商品ラベルも、皮とひげを原料とした和紙で作れないかと考えました。紙の名産地、埼玉は小川町の和紙工房に相談すると快く協力してくださり、皮だけでなくひげも混ぜることで、手に取った人がコーンらしさを実感できるテクスチャーと見た目の試作品があがりました。
 ▲スイートコーンの皮やひげを漉き込んだ和紙の試作品。
普段は作物の生育管理や収穫で手一杯で、こうした取り組みは今回が初めてです。
ビールおよび和紙の試作開発に活用させていただきます。
<目標金額>    30万円
<内  訳*1>
 和紙試作費     7万円
 ビール試作費    16万円
 ラベル製作費    1万円
 交通費等諸経費   2万円
 CAMPFIRE手数料 5.6万円(*2)
*1:目安で試算しておりますので、金額は前後します。
*2:支援総額×17%(手数料12% + 決済手数料5%)+消費税

<スケジュール>
 2022年
 5月中旬 和紙制作・ビール制作委託協力先の確保
 5月末  収穫後残渣・規格外品等原料の選定・確保
 6月中旬 原料を和紙工房・醸造所に搬入しサンプル試作
   8月中旬 和紙本生産UP、セミオーダー分ビール18ℓUP
 8月末  クラウドファンディングサイト公開
 10月15日(土)午後 試飲会*東京・渋谷 詳細は下記をご確認ください。
 10月上旬 リターン出荷(便箋、しおり、ブックカバー) 

 2023年
 6月上旬 リターン出荷(スイートコーン)
・スイートコーンから作った便箋
・スイートコーンから作ったしおり
・スイートコーンから作ったブックカバー
・クラフトビール試飲会(10月15日(土)午後開催予定)招待券(下記ご確認ください)
・朝獲れ直送スイートコーン 7本(2023年6月初旬 収穫・発送予定)

 を予定しており、支援額に応じて内容をお選び頂けます。


<クラフトビール試飲会開催概要>
日  時:10/15(土) 12:00~15:00
場  所:東京都渋谷区道玄坂1-11-4 第1富士商事ビル 3F 「コップンタイガー」
地  図:
ジャンル:タイ料理
形  式:ビュッフェスタイル
予  算:3~4,000円(当日の食事代)
課題が多いと言われる農業界に関わり3年が経ちました。実際の現場では世間が知る以上に課題が多く存在します。
そんな中でも、さまざまな課題をむしろポジティブなものに変換できるよう、楽しみながら進められる解決策を模索しているところです。

今回のプロジェクトに関しても、収穫の際に発生する大量の規格外品や残渣の処理は、全国の農家が直面する共通の課題です。
この課題に取り組むことで、農業に関わる多くの方と新しい未来をつくりたいと思っています。また、課題から生まれるものが誰かをワクワクさせるものであれば、なおのこと嬉しく思います。

皆さんと共有できるのが楽しみです!
このプロジェクトを、私たちと一緒に達成しませんか?


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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