新型コロナウイルスや物価高で苦しむ世帯を「食」で支えたい!

2022.08.11 05:06
昨今では、新型コロナウィルスの感染拡大の影響や物価高、電気やガソリンの高騰で、多くの方が生活に困窮する事態になっています。その影響の結果、フードバンク仙台には家賃やライフラインを滞納する世帯からの支援依頼が相次いでいます。そのような世帯を、「食」で支えるため、皆様のご支援をお願いいたします!はじめに
フードバンク仙台は、新型コロナウイルスの感染拡大による生活困窮者の急増をうけ、困窮されている個人(外国人、留学生、ひとり親世帯、路上生活者、日本人学生など)の食の支援が必要な方を対象に年齢や国籍を問わず迅速に食糧支援をおこなっている、2020年5月に結成したボランティア団体です。
現在、世界的な物価上昇や電気料金の値上げなどで、多くの世帯で生活が苦しくなっています。また、新型コロナウィルスの影響も収まっておらず、第7波がやってきており、その影響で失業やシフトの減少などの被害が出て生活に困窮する世帯もいまだに多いです。その結果、フードバンク仙台には2022年4月から6月までで900件を超える支援依頼が寄せられました。「食」にも困窮するという事態が、日本で発生しているのです。これは、生存権が脅かされる人が増加していると言えます。
そのような背景を受けて私たちは、支援1回毎に、食品アレルギーや調理器具の有無など個別に合わせて、1週間分の食料品を世帯人数分、個別にご自宅へお届けしています。また私たちは食料支援だけでなく、生活困窮の背景を改善するために必要な制度情報・支援機関の紹介、申請同行等の生活相談支援を行っています。
さらに当団体ではフードバンク活動を通して仙台市環境局や企業と協働して市民の皆さまから余剰食品を集めて食品ロス削減に貢献するなど環境問題にも取り組んでいます。
私たちは、困窮世帯へ国籍や年齢や性別や障害の有無等にかかわらず普遍的に食料を提供することで、誰も困窮しない社会の実現を目指して活動しています。
▼日々の活動はこちらの
をご覧ください。
これまでの活動
発足以降、延1万5千人から食べるのに困るという相談が寄せられ、無償で31万食を支援してきました。現在も多い日には1活動日に40世帯90名以上から支援依頼が寄せられています。多くの世帯で経済状況は改善しておらず、長期化するコロナ禍で時間の経過と共に生活困窮の実態はより深刻になっています。3日何も食べていない等といった緊急な相談は、毎活動日に当たり前のように寄せられ、緊急的に駆け付けて支援を行うこともたびたび発生しています。
コロナ禍で多くの一般の勤労者世帯が困窮化していますが、こうした人々はこれまで貧困支援団体や行政等に繋がる事が殆どなかった方たちです。そうした中、私たちは食料支援を入り口として、必要な支援に繋ぐ重要な相談機関の役割を担っているといえます。当団体に相談を寄せる世帯の6割は、どこにも相談してないと回答しており、生活保護水準以下の世帯の1 割しか「役所」に相談してはいませんでした。当団体はそのような人たちとつながる中で、生活保護をはじめとしたさまざまな制度への利用を支援し、また一方で労働問題などを抱えた方たちは弁護士や労働組合などにつなぎ権利行使を支えてきました。
そして私たちは、現場で見えた困窮者の実態や社会課題、支援内容を調査研究しデータにまとめ、社会に発信をしてきました。貧困をなくしていくために必要なことを現場から提起し、政策提言につなげ、貧困の拡大を止め、誰もが飢えなくて済む、生存権が守られる社会を目指して行動しています。


▼2021年度の活動報告書はこちら(HPに飛びます)
このプロジェクトを行う理由(支援現場からみえた困窮者の実態と原因)
私たちの支援の現場には、日々生存や人としての尊厳を脅かされている人々からの支援依頼が寄せられます。2021 年度の支援の結果から見えるのは、以下の通りです。
・日本でも広がっている貧困や飢餓
食料支援依頼者のうち貯蓄が「0円」の世帯は半数を超えています。貯蓄が「10万円未満」と合わせると79%にも達します。貯蓄がある場合でも、わずかな貯金を切り崩して生活していたり、食費を極限まで切り詰めていたりと、余裕のない状況にある人が多くいます。「数日間水しか飲んでいない」「食費にお金を回すために必要な通院を控えている」などの深刻な相談も少なくありません。
最近では2週間以上食事を食べておらず、水も数日飲めておらず、今にも倒れそうになっている方からの相談も寄せられ、即座に駆けつけて支援をおこないました。
日本でも、このような極度の貧困や飢餓状況が広がってしまっているのです。
・約8割の世帯が生活保護基準以下
食糧支援依頼世帯のうち、生活保護水準以下の収入しかない世帯は全体の76%(収入不明世帯をのぞくと88%)にのぼりました。食料の購入が日常的に困難になる状況は決して特殊なものではないことが分かります。
・6割がどこにも相談していない・9割が役所に相談していない
フードバンク仙台の食料支援利用世帯の約6割は、他の貧困支援団体や社会福祉行政などに相談していないと回答しています。また生活保護水準以下の生活をしている食料支援利用世帯のおよそ 1 割程度しか「役所」に相談していないこともわかりました。利用者へのヒアリングから、その背景には生活保護への社会的な差別や偏見や誤った制度理解が強く関係していることもが分かりました。支援の現場でも「生活保護は受けたくない」「(車や持ち家があり)受けられないと思っていた」等、生活保護を誤解している場合が多くあります。

そのような状況を改善するために、制度利用のサポートを行うことも重要です。私たちは生活保護制度の利用支援なども行っています。しかし、社会的な偏見の目を即座に変えることは難しいです。また、生活保護の仕組みは、「すべてを失う」ような状態でないと使いづらく、家賃だけ、公共料金部分だけ、と分割してもらうことはできません。その他の制度でそれらを賄おうとしても、所得制限などの条件面ではじかれてしまう人たちも多くいます。そのため、生活保護などに頼ることができず、生活が困窮してしまう人たちは大勢います。
そこで私たちは、まずは食糧支援を行い、生きるために必要な食事を提供し、その人たちの生存権を確保することに力を入れています。これからも続く物価上昇などの影響を踏まえると、まずは命を守るための食糧支援が重要になっているのです。
・生存権の危機が迫る世帯の急増
2022年4月~6月末までの3か月間で、918件の支援依頼が寄せられました。大学生や専門学校生などの「学生」が半分近くの428件、それ以外(労働者世帯、障がい者世帯など)は490件でした。
相談の内容で特徴的なことは、家賃やライフラインの滞納の多さです。918件のうち、滞納している件数・%は以下の通りです。
相談者からは、「特に光熱費(電気代)が高く、家賃も滞納しているため。」「電気が高くなり、家賃も補助には入っていないため、毎月生活が厳しい。特に今月はご飯を我慢しなくてはいけない」「全体的に料金が値上げりし生活費が追いつかなくなってしまった。」といった声が寄せられています。中には、この暑い夏で電気が使えない=冷房器具が使えない層も一定数いました。熱中症で、死の危険性がある世帯もいるのです。
食料が買えないだけでなく、生活に必要な住居やライフラインも滞納が続いており、まさに生存権が危ぶまれている状況が広がっています。相談者は、「貧困者」だけではなく、夫が正社員で妻がパートで働き、持ち家もあり子供たちが高校や大学に行っているというような世帯からの相談も増加しています。これまでは「支援」に頼ることがなかった、いわゆる「中間層」といわれてきた人々も、他人事ではない情勢になってきているのです。

物価上昇や公共料金の値上げは今後も続いていくという情勢です。私たちは今年1年間も継続的に団体を運営し、困窮状態に陥る世帯を支えたいと考えています。そのために、今回のクラウドファンディングを実施しました。
SDGSに取り組んでいます
フードバンク仙台は、SDGSで最も重要とされる1番目の目標「貧困をなくす」や2番目の目標「飢餓をなくす」等、17項目中の15項目を具体的に実践しています。今、日本においても貧困や飢餓をなくすことが大きな社会的課題であると認識しています。
資金の使い道
私たちの活動は、食品を無償で困窮者に提供するため、1円も収益を生み出すことがありません。しかし、活動をおこなう為の電話やインターネットや、食糧配達にかかる駐車料金やガソリン代、宅急便代、文房具代、事務所家賃代など様々な費用がかかります。
私たちは、発足時から基本的に支援依頼があった対象者へは全ての方へ食糧支援を行なっているため、活動費が増加してきています。
また食品の寄付が足りない時は自前で食品を購入して届けています。2020年~2021年の支援において、食料品代に約400万円、配達代に約150万円かかっています。食料の寄付の量以上に相談依頼が相次いでいるからです。
今年(2022年)も予想される出費は、人件費を除いても約700万円となっています。ゆえに、専従スタッフを少数しか用意できず、活動は10代~80代の80名程の市民ボランティアが中心となっています。
さまざまな改善の取組みをおこなっていますが依然として食料や活動費を安定して集めることに苦心しています。
今回いただいた支援金は、下記の必要経費の一部にあてさせていただきます。

≪今回のクラウドファンディングで集まったご支援の使途≫食料購入費(食糧の寄付だけでは賄えないときの緊急対応用)
食料支援の宅配便代事務所兼倉庫代食糧運送費用(配達時のガソリン代、駐車場代)電話代消耗品代
人件費
GoodMorning掲載手数料・GoodMorning決済利用手数

リターン
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
フードバンク仙台は、非営利で収益がない活動であるためリターンとしてお返しできる物品等はご用意できません。また、発足当初から支援依頼が殺到している状況が続いており、限られた人手やボランティア、資金の中で日々忙殺されている状況です。(多い日には、電話による相談・問合せが1日で50件、1活動日に90名へ食糧支援)
つきましては、こちらがご用意できるのは、支援いただいた方への感謝メールの送付のみになります。大変申し訳ございませんが、ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
※当団体は認定特定非営利活動法人(認定NPO法人)ではありませんので寄付金控除の対象にはなりません。予めご了承ください。


●3,000円 応援コース
・団体よりお礼のメールをお送りいたします。

●5,000円 応援コース
・団体よりお礼のメールをお送りいたします
・フードバンク仙台の2022年上半期(2022年4月~9月)の報告書をお送りします(クラウドファンディング終了後、1か月以内に発送)
●1万円 応援コース
・団体よりお礼のメールをお送りいたします。
・フードバンク仙台の2022年上半期(2022年4月~9月)の報告書をお送りします(クラウドファンディング終了後、1か月以内に発送)
・ご支援をいただいた方のお名前をHP上で公開させていただきます(希望者のみ)。
●3万円 応援コース
・団体よりお礼のメールをお送りいたします。
・フードバンク仙台の2022年上半期(2022年4月~9月)の報告書をお送りします(クラウドファンディング終了後、1か月以内に発送)
・ご支援をいただいた方のお名前をHP上で公開させていただきます(希望者のみ)。
・フードバンク仙台の2022年度の報告書をお送りします(2023年4月下旬ごろを予定。時期はメールで連絡)。
●5万円 応援コース
・団体よりお礼のメールをお送りいたします
・フードバンク仙台の2022年上半期(2022年4月~9月)の報告書をお送りします(クラウドファンディング終了後、1か月以内に発送)
・ご支援をいただいた方のお名前をHP上で公開させていただきます(希望者のみ)。
・フードバンク仙台の2022年度の報告書をお送りします(2023年4月下旬ごろを予定。時期はメールで連絡)。
・本プロジェクト始動から一定期間経過後、オンラインでの報告会の実施とその参加権を付与させていただきます。
活動は、数多くのメディアにも紹介されています。
最後に
最後までご覧いただきありがとうございました。
多くの方々が新型コロナ情勢を乗りきるために当団体の活動は大きく貢献できます。
どうか皆さまのご支援ご協力を宜しくお願い致します。

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