オーナーでも知らない人がいるとはもったいなさすぎ! 全車採用でもいいぐらい超便利な「分割リヤゲート」のクルマ4台

2022.08.02 11:40
この記事をまとめると
■バックドアが2分割で開閉できる車種を紹介
■本来の半分のスペースで開閉が可能なので狭い場所で重宝する
■デザインが秀逸すぎて機能を知らないままの人も結構いると言われている
あると便利なバックドアの2分割機能を持つクルマ
  リヤがガバッと大きく開くハッチバックタイプのクルマは利便性が高く、コンパクトカーからミニバン、ステーションワゴン、そしてSUVと幅広い車種に採用されている。しかし、大きなリヤゲートを開くためにはある程度スペースが必要となり、ショッピングモールの駐車場や立体駐車場のなかでは逆に使いづらいという声もある。
  そんな難点を解消してくれるのが、リヤゲートのガラス部分のみを独立して開くことができるガラスハッチ採用車だ。少ないスペースでも開くことができ、気軽に荷物の出し入れができるため利便性が高い。
  今回はそんなガラスハッチを採用した車種をいくつかピックアップしてご紹介したい。
日産 セレナ(現行型)
  全高の高いミニバンは、使い勝手がいい反面リヤゲートのサイズが大きくなりがちで、狭い場所での開閉に難儀するシーンも珍しいことではない。
  しかし、現行型のセレナでは通常のリヤゲートのほかにガラス部分のみを開閉することができる「ハーフバックドア」を採用。これによって通常のリヤゲートを開けるために必要な半分のスペースで開閉することができるため、狭い駐車場でも荷物の出し入れが比較的容易に行うことができるというワケなのだ。
  ちなみに日産では過去にもガラスハッチを採用した車種を多くリリースしており、初代キューブ、2代目アベニール、2代目ステージア、3代目プレーリーリバティ(リバティ)など幅広いモデルに設定されていた時期があったのだった。
ホンダ・シビック(EG型)
  登場から30年以上が経過した現在でも、そのスポーティなフォルムとDOHC VTECエンジンを搭載したグレードが存在していたことで高い人気を誇っている5代目シビック。
  そんなシビックのリヤゲートは一般的なハッチバックタイプではなく、ガラス部分が上に跳ね上がり、ゲート部分は下に開くという上下分割式を採用していた。
  もともとリヤウインドウが傾斜しているデザインだったため、ガラスハッチを開けるとそこまで荷物を奥に持ち上げなくてもトランクスペースに載せることができ、利便性は意外と高かったのだが、6代目にフルモデルチェンジすると再び一般的なハッチバックになってしまったのは残念だ。
便利かつ秀逸なデザインは輸入車ならでは
BMW 3シリーズ/5シリーズ ツーリング
  BMWの3シリーズ及び5シリーズに設定されたステーションワゴンであるツーリングには、現行モデルに至るまで、「独立開閉式リア・ウインドー」と名付けられたガラスハッチが用意されている。
  現行型についてはリヤウインドウが開くとラゲージエリアカバーも持ち上がり、ウインドウを閉じればカバーも自動的に下がるという、高級車らしい装備も備わっているのだ。
  しかし、あまりにリヤウインドウの処理が秀逸すぎるからか、オーナーであってもこの部分が開閉することを知らないケースが多く(とくに中古車で購入したユーザー)、意外に知られていない装備となっているようだ。
プジョー・リフター/シトロエン・ベルランゴ
  兄弟車関係に当たるプジョー・リフターとシトロエン・ベルランゴ。デザインは大きく異なるが、基本骨格を共有していることで、リヤゲートに備わるガラスハッチも両車ともに備わる装備となっている。
  しかし、ガラス部分が比較的高い位置にあり、開口部もそこまで広くないため、荷物を取り出すにはやや不向きで、もっぱら荷物を入れる専用の使い方となるかもしれない。
  ただ車両に備わるフレキシブルラゲッジトレイを使用して、上げ底状態とすれば手が届く範囲に荷物を置くことも可能となるので、使い方次第で可能性が広がる装備と言えるだろう。

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