「耕作放棄地開墾、ハッピーハッピープロジェクト」
～耕作放棄地を開墾して桃の木を植え、福祉施設に雇用の場を～
はじめに・ご挨拶
はじめまして。私はモモナピーチファームという桃をはじめとする果実や野菜で農業を営んでいる笠原奈々と申します。
MOMONAとはハワイ語で「甘い・よく肥えた」という意味を持ちます。1番おいしい時期に収穫をしてよく熟した実りを 味わっていただきたいという思いで名づけました。
モモナピーチファーム 代表 笠原奈々
岡山県の玉島という桃の産地での農園運営だけでなく、観光地である倉敷市の美観地区近隣で「ロコロコマルシェ」の実行委員として運営に参加しています。
倉敷市あちテラス ロコロコマルシェの様子
ロコロコマルシェには、新鮮でおいしいものを求めてたくさんの方が集ってきます。
「この間買った果物すごくおいしかった！」など声をかけていただいたり、おいしい食べ方についてご説明させて頂いたり、昔の八百屋のようなふれあいの場所となっています。
そんな当園がなぜこのプロジェクトにチャレンジすることになったのか、この場を借りて経緯や想いなどを、みなさまにお伝えさせいただこうと思います。長文にはなりますが、読んでいただけるとうれしいです。どうぞよろしくお願いいたします。
桃農家への転職
子供の頃、祖母の農作業の手伝いをよくしていました。土いじりはとても楽しくお手伝いが大好きでした。その頃からいつか農業をするだろうなと漠然と思いながら青果市場や農業資材を扱うお店で働いていました。
ある日、新規就農者への研修などサポートがあることを知り、幼いころから夢をかなえるべく、農業の道へ飛び込み、2019年に念願の自分の農園を開くことができました。
桃栽培のこだわり
良質の草を適正な状態に保ちながら共存して育てる「草生栽培」というエコ農法で木をよい状態に保ちながら、自然と共存共栄できる育て方をしています。
草生栽培（そうせいさいばい）とは
「安心・安全」の観点から、除草剤を使用するのではなく、乗用草刈機を用いて除草し、それらの根を利用して土壌を管理する方法です。雑草部分を残すことによって、よい土壌の流出を防いだり有機物を補給したりする役割があり、エコで地球にやさしい育て方です。
草生栽培（そうせいさいばい）の様子
【栽培中の桃品種】
はつおとめ、はなよめ、日川白鳳、恋みらい、白鳳、清水白桃、おかやま夢白桃、川中島白桃、白麗、ハネージュ、玉うさぎ、千年蟠桃、幸茜（さちあかね） 、黄金桃、黄ららのきわみ、西王母、エンパイヤ、冬桃がたり、
耕作放棄地という地方の課題
農業は重労働です。周りの農家さんも高齢化と後継者不足で耕作放棄地が増えてきました。これを放置すると、雑草や害虫の発生、野生生物の侵入、防災機能の低下、ゴミの不法投棄などが増え、地域の住民の生活が脅かされていきます。
この問題は自分たちだけの問題ではなく未来の子供たちにもつながる課題だと感じ、耕作放棄地を開墾し、桃を増やすことにしました。
耕作放棄地といっても「ほぼ山」です。ユンボやチェーンソーや草刈機などで山を切り開いて整地するまでには約 4〜5 ヶ月もかかりました。
耕作放棄地開墾プロジェクト～農福連携でハッピーハッピー～
母親と二人の農業には限界があります。次々生えてくる夏の草を刈るだけでも重労働です。そんな時、地元の福祉事業所さんが利用者様を連れて施設外就労としてお手伝いに来てくれました。限界を感じていた私たちは作業が軽減されとても助かりました。
しかしそれよりももっと心が動かされたのは、お手伝いしてくれた方々の働くことの喜びや達成感を感じて喜んでいる姿を見たことでした。
B型事業所利用者様の施設外就労でのお手伝いの様子
はじめは『おいしい桃を作ってたくさんの人に食べてほしい』という思いで農業に飛び込みましたが、私たちが耕作放棄地を開墾し畑を増やしていくと、地域住民の安全に寄与することができるだけではなく、たくさんの人たちにのやりがいを作ることもできると気づかされました。桃の木が1本増えると福祉事業所様0.5人のお仕事の依頼につながります。
とても素敵な幸せの連鎖です。皆がハッピーハッピーです。
また、桃の栽培は温かい時期だけの季節労働ですので、年間を通してお仕事を依頼できるようにするため、ハウスを建てて冬の仕事を作る計画も立てています。1つずつ着実に計画を進めていき実現していこうと思っています。
生涯学習で子供たちに食育を
【モモナピーチファームが目指す姿】
・食育、健康
・働くことの喜び
・福祉へのサポート
オールカフェ×タニタカフェ あちテラス倉敷店様に食材を提供
オールタニタカフェはたっぷりの野菜を栄養バランスを考えおいしく食べられるようこだわって生まれたカフェです。こちらに当園の桃を提供しています。農薬を極力つかわずに手作業で大事に育てて実った桃は抜群の甘さとみずみずしさです。大事に育てた桃を認められとても感激です。
72cafe様に食材を提供
意匠堂様が運営する倉敷市内にあるおしゃれなcafeで、若い女性に人気の手軽な価格で創作フレンチをいただけるcafeです。こちらにも提供させていただいています。
.KOMBINAT（ドットコンビナート）様に食材を提供
倉敷駅前のおしゃれな商業施設「あちテラス倉敷店」にあるカフェです。倉敷アフタヌーンティーにも参加しています。
リターンのご案内
▶いろんな桃たち
熟しても真っ白な上品な桃の清水白桃と白鳳をお送りいたします。また、食べ比べセットでは、発送時期に一番旬な果実を収穫して何が届くかわからないワクワクを楽しんでいただければと思います。
▶ドライフルーツ
おいしい桃のドライフルーツは佳豊庵様に
フルーツパティシエの太田佳美様に、桃の風味をそのままに残したドライフルーツを作っていただきました。甘味がしっかり閉じ込められた芳醇なドライフルーツです。「清水白桃2玉と発酵ももゼリー1個セット」の発酵ももゼリーも太田様に作っていただきました。
フルーツパティシエ 佳豊庵代表 太田佳美様【佳豊庵】
岡山・吉備中央町へ移住し半農半X(加工) ≒ 6次産業化スタイルで農起業。ホームステイの受け入れを行い、ヨーロッパを中心に、南北アメリカ、オセアニア、アジア、中東など、300名程のゲストとの出会いで生まれた【サラミーノ®】が看板商品。
▶あなただけの記念樹を
ご支援くださった方の名札を付けた桃の木を育て続けます。
ご連絡いただければいつでも会うことができます。
3年目、5年目、7年目にこの木で実った桃をお送りいたします。（1.5kg×1箱×3回）
お子様やお孫さんの誕生に、会社の創業や設立記念に
桃の木を植えてみませんか？
桃の木が増えると福祉雇用が増えます。皆様の応援をお待ちしております。
資金の使い道・実施スケジュール
50万円達成
耕作放棄地開墾費用 50万円 ※約5人の雇用が増えます。（桃の季節雇用となります。）
※すでに許可を得て開墾可能な農地を確保しています。
100万円達成
耕作放棄地開墾費用 50万円＋ハウスを建て冬の雇用維持のためにハウス栽培を始める費用にいたします。
さいごに
このプロジェクトを通して、たくさんの耕作放棄地を開墾し桃の木を増やして、働く場を増やしたいと思っています。
そしてたくさんの人においしい桃をお届けし、口いっぱいにほおばって食べてほしい。
皆さんが桃を食べることでたくさんの人の仕事が増えていきます。
この助け合いの輪を広げ、全国に発信していくことで、同じような課題を持つ地域と地域が手を取り合い、助け合いができるようになってほしいと思います。
ハッピーハッピーの輪を地元岡山から、そして全国へ。
私たちは挑戦し続けます。応援よろしくお願いします。
＜募集方式について＞
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
【複数個所へ配送をご希望の方】
・配送先が書ききれない場合は備考欄に入力ください。
・基本の送り主はモモナピーチファームとなりますが、贈答で送りたい場合は送り主を備考欄に記載ください。
・クラウドファンディング終了後に皆様にメールをいたしますので、備考欄に書きにくい場合はそちらにご返信ください。
