運転ラクだし楽しいしで結構アリな組み合わせなのになかなかレア! ディーゼル+MTが選べる中古車4選

2022.06.26 11:40
この記事をまとめると
■最近のディーゼルとMTの組み合わせはトルクがあり楽しく乗れる組み合わせだ
■国産車でMTとディーゼルの組み合わせが選べるクルマをピックアップ
■レジャーにも商用利用にも使えるクルマが豊富
貴重なディーゼル+MTを楽しむのにオススメな中古車
  ギア感とキュートが絶妙にバランスしたルックスとファミリーカーとしての使い勝手の良さなどから、人気のルノー・カングー。現行型の実質的なファイナルモデルといわれる「リミテッドディーゼルMT」の人気が高いレベルで持続している。
  2021年7月に400台限定で発売されたカングーリミテッドディーゼルMTの価格は282万円だったが、中古車市場では新車価格の1.5倍以上の価格で取引されているのは、ご存じのとおりだ。
  そして、このファイナルモデルにプレミア価格がついている理由としては、単に第二世代カングーのラストモデルというだけでなく、ディーゼルエンジン+MT(マニュアルトランスミッション)という稀有な組み合わせのパワートレインが評価されているという面も見逃せない。
  カングーでいえば、1.5リッターディーゼルエンジンの最高出力は116馬力と控えめながら、最大トルクは260Nmと余裕がある。しかも、最新ディーゼルは低速でのレスポンスにも優れているから、MTと組み合わせたときの思いどおりに操っている満足度も高い。とはいえ、新車価格より100万円以上も高いカングーリミテッドディーゼルMTに手が届くのは一部の人だけなのも事実。
  そこで、運転が楽しいディーゼル+MTのパワートレインを持つモデルかつ、中古車市場で適切な相場となっている国産の4モデルをピックアップしてみた。
  コンディションも含めて考えると、もっとも手頃な相場でオススメしやすいのがマツダ・デミオだ。現在はMAZDA2と改名しているが、デミオ時代にも1.5リッターディーゼルが搭載されていたのはご存じのとおりで、マツダの流儀として6速MTもしっかり用意されていた。
  変速比の設定的に、エンジンを高回転まで引っ張って限界性能を引き出す……というよりは早めのシフトアップで燃費を追求するほうが楽しめるMTという印象もあるが、2014年式などの初期型であれば、乗り出しで100万円以下という相場を形成している。扱いやすいボディサイズも含めて、はじめてのディーゼル+MTとして選ぶ価値はあるだろう。
  マツダには2.2と1.8リッターのディーゼルエンジンも存在している。3リッター直列6気筒のディーゼルエンジンを積むCX-60も先日発表されたが、販売はまだ先なので、現時点で買えるクルマとしては2.2リッターディーゼルがフラッグシップだ。
  そのエンジンにも6速MTの組み合わせを用意しているのがマツダらしいところだ。フラッグシップディーゼルでMTを選ぶ人などそれほど多くないように思うかもしれないが、そんなことはない。CX-5でディーゼル・MTと条件設定して探すと、かなりの数を見つけることができる。
  相場としても、2018年式で250万円±30万円くらいの価格帯で流通しているので、適切な価格帯に落ち着いている。けっして割高と感じることなく、余裕のディーゼル+MTライフを送れることだろう。
仕事にもレジャーにもディーゼル+MTの組み合わせはオススメ
  さて、日本でクリーンディーゼルに積極的なメーカーとしてはマツダという印象が強いものだが、じつは元祖クリーンディーゼルを出した国産メーカーといえば、日産を忘れるわけにはいかない。
  2008年に2代目エクストレイルにクリーンディーゼル「M9R」エンジンを搭載したグレードが設定されていたのだ。大トルクのディーゼルに対応するため、6速MTとの組み合わせとなっていたので、2ペダル大国の日本においてもディーゼル+MTを見つけやすい車種ともいえる。
  そんなエクストレイル・ディーゼルの中古車市場は2008~2009年式が中心となっており、相場感としても乗り出し100万円といった様相。10年以上前のモデルとなるので、乗りっぱなしというわけにはいかず、それなりにメンテナンス費用を見込んでおく必要はあるだろうが、手の届くディーゼル+MTであることは間違いない。
  最後に紹介するのは、3リッターディーゼル+5速MTの商用車、トヨタ・ハイエースだ。
  ハイエースをウォッチしていない人には意外かもしれないが、現在の新車ラインアップにおいてハイエースは全車がATとなっていてMTの設定はなくなっている。商用車であってもディーゼル+MTのパワートレインを求めるなら、中古車を探すしかない状況なのである。
  排ガス規制の関係もあって、おすすめなのは200系と呼ばれる現行型ハイエースとなるが、人気車種だけあって中古車相場は高値安定。ディーゼル+MTで探すと7~8年前の年式が中心で、走行距離も10万kmを超えている個体が多いが、それでも価格帯は200万円を中心としたものとなっている。ハイエースという人気モデルなので当然だが、割安感があるかといえばそうとは言い難いのも事実だ。

あわせて読みたい

第278回:もっと濃口で攻めてくれ[カーマニア人間国宝への道]
webCG
グレイスの乗り味は意外と高級車!! N-BOXスラッシュにアトレー デッキバン……修理パーツにも困らないマイナー車8選
ベストカーWeb
人気声優・小野賢章が「自分をアップデートさせる」ドライブ旅へ! @江ノ島〜葉山
antenna
発売直後のド新車が中古車屋に並んでる……ってなぜ? 転売以外にも理由があった「すぐ手放すオーナー」の事情
WEB CARTOP
【速報】トヨタのディーゼル10車種(国内6車種)出荷停止!! 全車種リスト掲載+豊田自動織機「認証不正」で…ええと……また…??
ベストカーWeb
みかんの皮や剪定枝を活かしアップサイクル!「みかんくれよん」誕生
PR TIMES Topics
RAV4ハイブリッドもついに200万円台!! CX-5はなんと100万円台から! 現行型ミドルクラスSUV中古車事情
ベストカーWeb
ランクル300は受注停止状態が3年以上……ぶっちゃけ中古ってどうなの?? ランクル4車種の販売状況を徹底解説
ベストカーWeb
【AKOMEYA TOKYO】今年のお花見は会話に花咲く茶話会で!「茶話会フェア」開催
PR TIMES Topics
不正の影響でタウンエースもハイエースもランクルも買えない……で欲しい人はどうする? 整理してみたら「選択肢」はキチンと残されていた!
WEB CARTOP
初代CX-5に先代フォレスター!! 日常の足から遊びまで超万能!! 100万円以内で買えちゃうおススメ中古SUV6選
ベストカーWeb
水と音楽が織りなす夏のエンターテイメント「WATERBOMB JAPAN」が2024年も日本で開催決定!
antenna
アテンザに先代インプレッサ……めちゃイイのに安いんです!! 100万円以内で考える穴場中古車4選
ベストカーWeb
オデッセイ、デミオ、レガシィツーリングワゴン……会社の窮地を救った奇跡のヒット車4選
ベストカーWeb
【マリメッコ】「Unikko 60th anniversary ポップアップショップ」順次オープン
PR TIMES Topics
マツダ「CX-60」ラージ商品群第1弾が物議を醸す訳
東洋経済オンライン
「細く愛して長く愛して」は美徳です!!  影が薄っ!! 地味~だけど……ロングセラーなクルマたち
ベストカーWeb
眞鍋かをり「Y1000が手放せない」理由って?
antenna
ハイブリッド化されたら高くなる? 重くなる? そんなら現行スイフトスポーツって買いなんじゃね?
ベストカーWeb
残念すぎる……マツダのフラッグシップが国内終了!! それでも「いまこそマツダ6」をお薦めしたい理由
ベストカーWeb