ランクル300がもやしっ子に見える! あまりにワイルドすぎる野生児SUV4選

2022.06.05 11:40
この記事をまとめると
■日本には車幅2mを超えるSUVが存在し、販売されていた
■かつて、ミニをベースとした4WDマシンがあり今人気が再燃している
■軍用車から市販車へと登り詰めたクルマも4WDの世界には多くある
今乗れば大注目されること間違いなしなワイルドマシンたち
  ちまたでは「ワイルド!」と評判の新型ランドクルーザーですが、歴代モデルから比べると、ずいぶん洗練されちゃった感ありますよね。とはいえ、オフ車の定番「ラダーフレーム」を高剛性&軽量化しての採用や、これまたヘビーデューティ車のスタンダード的なハブボルトの復活など、「ランクル」らしさもあるっちゃあるんです。
  が、そんなランクルが可愛く見えてくるほど「ワイルド」なクルマ、じつはたくさんリリースされているんですね。ほんの少しだけご紹介しますが、ワイルドを通りこしてもはや笑いがもれるレベルですから!
メガクルーザー
  ランクルを生産しながらも、トヨタはお国のためにこんな規格外なクルマも作っていました。なにがワイルドって、2170mmという車幅は日本車でも最大! その上2850kgという車重はもはや(2017年以降の)普通免許では運転できない準中型車という扱い。
  ご承知の通り、高機動多目的車両として開発されているため、軍用、あるいは災害救助などに大活躍。やっぱガチ勢ってのはクルマの世界でもイカしてますよね。それゆえか、民間でも133台が新車登録されたとのこと。
「こんなデカいの乗りづらいだろうに」と思うかもしれませんが、じつは最小回転半径5.6mってヴィッツと同じ。車幅さえ慣れてしまえば、アシとして十分乗りこなせそうです。
ワイルドすぎて非日常を楽しめるかもしれない
ミニ・モーク
  初代ミニは画期的な設計でコンパクトカーとして伝説的な存在。その伝説を設計したアレック・イシゴニスという有名なエンジニアがやらかしたのがこちらのモーク。まるっきりレジャービークルにしか見えませんが、アレックは「ミニのコンポーネンツ使こたら、軍用車いけるんちゃうか」と果敢なまでに挑戦!
  ですが、ミニゆずりの小さなホイールによる最低地上高の低さなどから「こらアカン」と軍関係者は採用を見送り。ですが、捨てる神あれば拾う神ありで、ミニの製造元たるBMCが、1964年から民間用にリリースすると、世界中からモークは「ええやん!」と大絶賛。屋根もドアもなく、10インチのタイヤ(後に13インチ化されました)でトコトコ走る姿はワイルドでもあり、またコミカルでもあり。ちなみに、モークはレストモッド界隈では注目の的となっているようですから、それはそれで楽しみですよね。
バモスホンダ
  モークをワイルドと呼ぶなら、こちらのバモスホンダだって超ワイルド。なにせ、VWキャンパーに負けじとフロントマスクにスペアタイヤつけてますからね。しかも、ドアは簡素な棒が1本あるだけ。どんだけシンプルなんだよ! って突っ込みもごもっとも。
  さらに、ソフトトップの大きさで値段(グレード?)が分けられていたというのも今となってはネタですよね。すなわち、2人用の幌(バモス2)から4人用(バモス4)、そして荷台まで覆うとバモスフルホロというグレード名すらジワります。
  1970~73年の生産ですから、おおらかな時代といえばそれまでですが、今見てもやっぱりワイルド! というか「これ欲しい!」と思われる方も少なくないでしょうが、360ccの空冷エンジンで現在の交通環境に乗り入れるのはワイルド以上の覚悟が必要かもしれません。
ランドローバーSr.1(ディフェンダーの始祖)
  ランドローバー・ディフェンダーといえば2020年にモデルチェンジをうけ、今回のランクル同様に驚くほど洗練され、007ムービーにも登場したほど(悪役でしたけど)ですが、その始祖は当然ながら砂漠や岩場をグイグイ走るワイルドなオフロードマシンだったのです。
  アレックのモークと違い、最初から軍用を想定して設計されただけあって、すべてがヘビーデューティ。1948年のデビューながら、4速MT+2速トランスファー搭載のパートタイム4WDで、アルミパネルや専用アタッチメントでトラクターや各種作業が可能となるなど、先進機能全部載せ! それでも、可倒式フロントスクリーンや、おなじみのヒンジむき出しドアなど、そこはかとなくワイルド&ファニーな存在感。
  ディフェンダーへと名が変わっても、笑っちゃうほどの鈍足ぶりは健在でしたっけ。それでも悪路走破性はランクル同様に折り紙つきで、ボール紙で作ったようなクルマが水を得た魚のごとく走りまわるのです。
  これこそ、オフロードビークルの醍醐味「ワイルドな走り」ということにほかなりません。

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