『子どもたちを守りたい!』滋賀県のブラジル人学校の存続のための支援プロジェクト2

2022.07.15 06:36
日本経済を支えるブラジル人家庭の1歳から18歳が通う、教育•保育の場「コレジオ•サンタナ(サンタナ学園)」。ここに公的援助は届かず、開設以来自転車操業のような運営を続けてきました。学園の維持にご支援をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
ネクストチャレンジ!!
目標を達成できました。
皆様の温かいご支援に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございます。

目標は達成しましたが、一円でも多く資金が必要な現状です。
雨漏りしている箇所を直したい。
子どもたちの健康診断をしたい。
もしまたクラスターが起きた時用にサポート体制を整えたい。
安定した運営状態にしたい。
日本語の授業をしたい。
特別学級を作りたい。
などなど

どうか子どもたちの学びの場を守ることに力を貸してください。
引き続き宜しくお願い致します。


はじめに
 サンタナ学園(コレジオ·サンタナ)は、滋賀県愛荘町で1998年に開設され、20年以上にわたって地域のブラジル人の保育·教育の受け皿となってきた学校です。認可外保育施設でもあり、学校でもあり、学童保育でもあり、コミュニティーセンターのような役割も果たしています。
 サンタナ学園のような学校は、位置づける法制度がないため、公的支援のない「私塾」扱いを受けるしかありません。経営は家庭からの月謝のみに頼っています。サンタナ学園に通う子どもたちの保護者の多くは非正規雇用の労働者で、最低限の月謝で厳しい経営を続けてきました。
 2020年新型コロナウイルス感染症が始まり、経済の悪化にともない、解雇や休業を迫られる保護者が増え、たちまち経営が危ぶまれる状態になりました。2020年5月に最初の
をおこない、沢山の方からご支援を頂きました。その後も支援してくださる方々に支えられながら、民間の助成金なども活用し、なんとか運営をしてきました。しかし、ついにサンタナ学園でも2022年1月に新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生し、2週間休園しました。保護者の方々も感染や濃厚接触者になったため、月謝収入が激減しました。1月のクラスターの影響は2月3月の月謝にも影響を与えました。月謝以外に収入源のないサンタナ学園は苦しい経済危機に立たされています。
 寄付に頼ってはいけないと、月謝以外の収入源や、公的支援を受ける条件を整える準備をしています。高校生の授業に農業を加え、地元JA農協に協力を得て、じゃがいもやブロッコリー等を栽培しています。現在は、給食に使用したり、少しでも家計の助けになればと生徒たちが家に持ち帰っていますが、将来的には一般販売をし運営資金にしたいと考えています。また、3~5歳児については認可外保育施設として幼保無償化の対象であり続けるための条件整備、0~2歳については小規模保育園として公的支援が受けられるように準備をしています。書類の日本語化や保育士の採用など、クリアしないといけない条件が多く、たちまち認可されるものではありません。条件整備をしながら日々の運営をするためにもご寄付に頼らざるをえない現状です。
解決したい社会課題
 サンタナ学園がなくなっても、日本の保育園や学校に行けばいいという人がいるかもしれません。しかし家庭で話す言語であるポルトガル語で保育·教育を行い、安心していられるサンタナ学園の代わりは、日本の保育園や学校にはできません。必要とされているからこそ、24年も続いて来たのです。中には一度は日本の保育園や学校に行ったものの、適応できずにサンタナ学園にたどり着いたという子どもも少なくありません。そんな子どもたちは、もしサンタナ学園がなくなってしまったらどうなるでしょうか?
 私たちは、たとえ子どもたちの保護者が新型コロナウイルス感染症による不況の影響で収入を断たれ、月謝が払えなくなっても、サンタナ学園に通い続けられるように、かならず子どもたちの育ちと学びの場を守っていきたいと考えています。
 どうか多くの皆さんに、サンタナ学園のスポンサーになっていただき、学校の維持にご支援をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
このプロジェクトで実現したいこと
収入が減った保護者の月謝分を援助し、子どもの学びとサンタナ学園を存続させたい。

応援メッセージ
■高谷幸(東京大学大学院人文社会系研究科准教授)
子どもには、安心して学び過ごせる場所が必要です。地域のブラジル人の子どもたちにとって、長年そうした場所となってきたコレジオ・サンタナ。私も微力ですが、応援の輪に加わりたいと思います。


■根川 幸男(国際日本文化研究センター 特定研究員)
グローバル化と異文化交流のフロンティアに位置している外国人学校は、私たちの未来社会の縮図です。さあ、私たちの未来社会建設に参加いたしましょう!


■岸政彦(社会学者・立命館大学教授)
皆様にクラウドファンディングのお願いです。滋賀県にあるブラジル人学校「コレジオサンタナ」が存続の危機です。お力を貸してください…。
90年代以降、日本にはたくさんのブラジル人移民が暮らしています。ブラジル人たちは日本で家族を持ち、世帯を形成し、子どもたちを育て、日本社会の一員として頑張っています。ところが、そんなブラジル人の子どもたちの教育は、事実上放置されているのです。
公立の小学校などではポルトガル語に対応できませんし、イチから日本語を教えられる教師の方も限られています。また、日本語だけでなく、正式なポルトガル語の教育も不十分で、そのためポ語も日語も話せない「ダブルリミテッド」(いわゆるセミリンガル)の子どもたちが増えているのです。
「どの言語も十分に使えない」これは本当に恐ろしいことです。この状況をなんとかしたいと、全国各地でブラジル人学校が設立されました。そのほとんど全ては私設で、したがって国からは何の補助金もありません。地域の行政からもほとんどサポートはありません。
写真をご覧いただくとわかりますが、子どもたちは粗末なコンテナで毎日勉強しています。教材も不十分で、雨漏りのする教室もあります。補助金もなく、月謝だけで経営しているので、経営はとても苦しいです。その上にこのコロナが重なり、いま大変な状況になっています。
私も以前、毎週学生たちを連れて、この学校で、日本語を教えるボランティアを4年やりましたが、その後多忙になり継続できませんでした。そのときにたくさんの子どもたちと出会いました。学生たちと子どもたちは毎週学校の前の道路で一緒に遊んでいました。あの笑顔が忘れられません。
みなさまどうか、子どもたちの未来のために、お力を貸してください。

資金の使い道
クラウドファンディングによって集まった資金はCAMPFIRE手数料を除き、すべて学園運営の維持費に当てさせていただきます。(家賃やスクールバスの維持費、各種保険や税金の支払い、先生達の給料等)
設備費:約70万
ガソリン代:35万円
人件費:約120万
手数料9%(税別):約25万


<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

実施スケジュール

6月〜7月  クラウドファンディング
8月お礼メール・リターン作成
9月リターン配送


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
NPO法人コレジオ・サンタナは非営利法人ですが、このクラウドファンディングを支援することで、支援者が税制優遇を受けることはありません。



リターン
◎お礼メール 
NPO法人コレジオ・サンタナよりお礼のメールを送らせて頂きます。



◎サンタナ学園の先生と子どもたちからのビデオレター
サンタナ学園の先生と子どもたちのビデオレターをメールにて送らせて頂きます。ポルトガル語の歌も歌ってもらう予定です。どんな曲かお楽しみに!
所要時間:3分程  共有方法:Youtube

◎サンタナカレンダー2023(ポスターサイズ1枚)
サンタナ学園の子どもたちが描いた絵12枚を使って2023年度カレンダーを作成しお送りさせて頂きます。
サイズ:A3カラー片面


◎NPO法人コレジオ・サンタナ 2022年度会報誌(1部)
NPO法人コレジオ・サンタナ の2022年度会報誌(ニュースレター)をお送りさせて頂きます。


最後に
 日本に暮らすブラジル人は1990年代より人手不足により迎え入れられ、日本の経済を裾野で支えています。その「非正規」の親が働くために安心して子どもたちを預けられるのは、残念ながら「正規」の日本の保育園や学校ではなくサンタナ学園のような「非正規」の保育所であり学校でした。「非正規」の親の労働を、「非正規」の保育施設·学校が支えるという構造があります。そしていざリーマンショックやコロナ禍で大不況が起こると、真っ先に「非正規」の外国人が解雇され、そのあおりで「非正規」の保育施設·学校が存亡の危機にさらされる。この繰り返しです。
 景気が良くて人手が足りないときは都合よく呼び寄せ、景気が悪くなると放り出す。こんな日本社会でいいでしょうか?サンタナ学園の存亡は、ブラジル人コミュニティの問題ではなく日本社会の問題です。どうか子どもたちの学びの場を守ることに力を貸してください。




チーム/団体/自己紹介・活動実績など
私たちNPO法人コレジオ·サンタナは、このサンタナ学園を中心に、地域のブラジル人をはじめとした外国人の子どもの育ちと学びを守り、多文化共生を推進することを目的に2017年に設立したNPO法人です。

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