これは、私が乳がんになって初めて持てた夢。がん患者によるがん患者のための食堂を!

2022.06.29 21:57
2020年に35歳で乳がん(ステージⅢc)と診断され、手術・抗がん剤・放射線治療を経てホルモン治療中の二児の母による挑戦です。がんになって痛感したのは、一変する生活について相談できる場がない孤独。同じ思いをする人を一人でも減らすために、がん患者のコミュニティとなる食堂の立ち上げを目指します。2022.06.04追記
公開2日目にして目標金額を達成することができました!ありがとうございます!!これは間違いなく私ひとりでは成し得なかったことです。このプロジェクトをサポートしてくださる全ての方々、ご支援いただいた皆様、本当に本当に感謝致します。
ご支援くださった方々に、よりお応えするためにもネクストゴールとして150万円を目指します。
正直なところ、キッチンカーを購入するのに最低でも250万円はかかるとのことなので、大変助かります。150万円を達成すればキッチンカーの購入に加えて備品の購入ができるようになります。
引き続き、応援いただけますと幸いです!
よろしくお願い申し上げます。
安藤 梢

乳がんになって痛いほどわかった。
がん患者には「相談できる場所」が必要だ。
はじめまして、合同会社やっとる副代表の安藤梢と申します。
2020年8月に35歳で乳がん(ステージⅢc)と診断され、手術・抗がん剤・放射線治療を経て現在はホルモン治療にて通院中の愛知県岡崎市在住、2児の母です。
これまで、夫の会社の経理を担当して参りましたが、この度、乳がんになったことを機に私自身も事業を起ち上げようと副代表として活動していく決意をしました。

乳がんと闘ってきた日々を綴ったインスタグラムはこちらから↓
その新しい事業とは、「がん患者によるがん患者のためのコミュニティ」をつくること。がんになると、治療のために生活が一変します。乳がんになってわかったのですが、それらについて相談できる場所が圧倒的に足りていないのです。
私自身、「どこの病院で治療を受けるのがベスト?」「夫やこどもはどうするの?」「家事は?」、そして何より「自分はどうなってしまうの…?」とさまざまな疑問や不安に押しつぶされそうになりました。 ないなら、つくろう!というのが今回のプロジェクト。詳しくは下記でお話しいたします。お読みいただけると嬉しいです。
これを読んでくださっている貴方様との素敵なご縁に感謝いたします。

私と同じようにがんになって
悩んでいるママの力になりたい!
乳がんを始め、がん患者の若年化が進んでおり、小さな子供を抱えたママの罹患者が増えていることに深刻さを感じています。
出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)より


私もそのひとりで、診断されてから治療を開始するまで本当に大変でした。
罹患した当初、子供は5才と3才。診断から1ヶ月後、手術のため入院が必要になり、下の子は何がどうなったのかわからないまま突然託児へ預けられ、上の子も毎日一緒にいた母親と突然少しの間離れることになり不安な日々を過ごしました。
何より夫には仕事がある上に家事育児を突然押し付けて、相当な負担をかけました。
※入院中、当時2歳の息子と夫が協力して洗濯物を干してくれていたようです。


私のように困っているママが元気になれるよう力になりたい!!
ママが自分の治療に専念できるように家族のサポートもしたい!!
私の経験を活かして困っているママたちを助けたい!!
困った時に助けてくれた方たちのように私も誰かの役に立ちたい!!
支えてくれたすべての方への感謝の気持ちを込めて、社会貢献をしていきます。

食堂のオープンに先立ち、
誰もが安心して食べられる
「おにぎり」のキッチンカーを
コミュニティの拠点となる食堂を立ち上げることを前提に、ちいさな子どもを抱えながら突然のがん宣告を受けたママをいち早くサポートするために、まずはキッチンカーでのおにぎりの販売を目指します。そして、そこで得た収益を資金に食堂を起ち上げ、本格的なコミュニティをつくることを予定しています。
キッチンカーでは行く先々でおにぎりを提供。そして食堂がオープンした際にはコミュニティで
●入院時の家族の食事のサポート
●病院の情報提供
●ウィッグ・パッドの情報提供
●託児や保育園の情報提供
●罹患者の経験談の情報提供
●自身でできる健康法(食事を含む)
●治療により傷つく爪や肌の美容のサポート
などの日常生活のサポートをする予定です。
※手術後に退院した日、コロナ禍の入院で12日間会えなかった子供たちとの感動の再会

抗がん剤の副作用で苦しむなか、
泣きながら食べた義母の「おにぎり」
なぜ「おにぎり」なのか?と疑問に思われた方もいらっしゃると思います。もちろん、そこにも明確な理由があります。
私ががん宣告を受けて自身でできることは何か?とまずすぐに取りかかったのが食生活の見直しでした。がん経験者の本を読み、参考にしながら食事制限を試みました。
多くの乳がんの発生、増殖には女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが深く関わっていると言われています。このエストロゲンは月経中にたくさん分泌されるそうなのですが、食生活の欧米化などに伴い、高タンパク・高脂肪の食事が増えて体格が良くなった結果、初潮が早く閉経が遅くなっているとのこと。つまり、エストロゲンに触れる機会が増えたことが、乳がんの発生と進行に影響を及ぼしている可能性があるそうです(参考:
)。
そのため、私はこれまでの食生活を見直し、努めて日本食をとるようにしました。
私の住む愛知県ではモーニングという文化があります。早朝に喫茶店でコーヒーなどの飲み物を注文すると食パンやゆで卵などの“おまけ”がついてくるというものです。
※写真はイメージです


そこで感じたのは、
「私が食べられるものがない。」
ということ。がんを進行させる原因になると言われる食べ物を避けると、いま飲食店で提供されているほとんどの料理を食べることができないのです。
「ないなら私がモーニングを作ればいい!」
思い付きで口にした言葉に夫が反応し、背中を押してくれたのがきっかけでここまで来ました。
おむすびに決めた理由は…
私が抗がん剤の副作用で苦しんでいた約2年前。気分が悪く、起き上がることもできず横になっていたところ、同居する義母が持ってきてくれたのが、塩おむすびだったからです。
義母も持病があり、歩行も困難な身体。震える手で私のためにと一生懸命握ってくれたおむすびを、美味しさと嬉しさで泣きながら食べたことを今も忘れられません。食欲低下や味覚障害が副作用で出ていた私にとって抗がん剤投与後の数日は塩おむすびが唯一食べられる食事でした。
※義母が作ってくれた塩おむすび


塩おむすびなら身体に負担をかけることなく老若男女、誰でも安心していつでも食べられるし、日本の食材を使って全国各地どこでも販売することができると思ったからです。
これから起ち上げる食堂では日本食の素晴らしさを伝え楽しく食事をしながら、情報交換をしたり会話を楽しんだり共に運動をしたりして皆さんの心と身体の健康のサポートをします。
食堂は愛知県岡崎市洞町八王子11ー8にて建設予定です。
その場所で始められるように、まずはキッチンカーで岡崎市内にて病院の近くやがん患者が集まりそうなマルシェなどに出店を考えており、要望があれば市外や県外にも出店していきたいと考えております。
私はがんになって夢ができ、平凡な日常に光が射したように楽しい毎日を送ることができています。
とってもありがたいことです。
支えてくださった皆様あっての今の私。
そういった方がどんどん増えていくことを願って、
「がんになったら終わりではない、始まりだということ」をこれから始めるプロジェクトで私は伝えていきます。

【紹介文】
●吉村医院あさひ産婦人科 院長 田中寧子先生
吉村医院あさひ産婦人科の田中寧子です。
安藤梢さんの2回の妊娠・出産に立ち会わせて頂きました。
とても素敵な女性であり、母である方だと常日頃思っておりました。
この度、若くして、かつ幼子のいる梢さんに乳がんとの闘病という道のりの中、多くの陣痛を越えてまた、新たなる命、人生を産み出されようとされていることを知りました。
縁ある仲間同士のコミュニティ、ほっとできる食堂、まずはキッチンカーによるおにぎりモーニング!私もとてもワクワクし嬉しく思いました。
実は私も思い描いていた夢が目の前で実現しはじめているのですから。息子もおばぁちゃんにも話してワクワクしています。
輝く命の祈り、日々刻々、おにぎりにぎってむすんでゆく。
梢さんにとまる小鳥たち、そしてかけがえのないさえずり。
是非ご賛同をお願い致します。




●奥田眼科クリニック 院長 奥田正俊先生
私は奥田眼科クリニック院長の奥田正俊です。
安藤梢さんは、私のクリニックのスタッフとして働いています。
 病気が分かったときは、育休の時期で少しクリニックの仕事からは離れておりましたが、病気のことを報告していただきました。
 小さなお子さんがいる中で不安もあったことと思いますが、私にはそのような素振りは見せずに病気とは前向きに治療していくという強い気持ちで話してくれたことを覚えています。
 そして手術の後、2ヶ月もたたないうちにまた話を伺う機会があり、闘病生活のなかでどれだけ食生活が大切だということを感じたと聞きました。その時に今回のプロジェクトの「がん患者によるがん患者のための食堂」を開いていくつもりだということを打ち明けられたのです。
 こうして、皆様にも応援いただく形で、夢に向かっていく姿は、私にも勇気を与えてくれていると感じています。
 ある日がん患者になってとまどい、悩み、苦しいと思うことを、このようなカフェに参加し情報交換をしながら、病気に立ち向かっていけるように応援できるコミュニティを安藤さんなら作っていけるのではと思います。
 まずは第一歩として、キッチンカーでの活動に心より応援しています。



【このプロジェクトで実現したいこと】
●クラウドファンディングでの支援金でキッチンカーを購入。   
私の活動の宣伝や市場調査を含め色々な場所で販売していくため。キッチンカーで得た収益を食堂開業の資金にする。
●キッチンカーを始める前に食品衛生責任者の資格取得。
食品衛生協会が開催する「衛生法規」「公衆衛生学」など6時間ほどの講習(大体1万円前後)を受講して取得できる。
●キッチンカーでおむすびを売る。
健康に気を遣った食材で、古き良き日本の食事であるおむすびにより身も心も癒す。
おにぎりに私のパワーを込めて元気を送る。
メニューは塩おむすびのみ。抗癌剤で辛い時でも唯一食べることができた最強の一品。誰でも安心して食べられる塩おむすびに決めました。
料金は検討中ではあるが、無農薬・無化学肥料のお米を使用したおむすびはひとつ500円。減農薬のお米を使用したおむすびは200円を予定している。
●おにぎりで得た収益を資金に、食堂を開く。
食堂に集まる、がんと闘うママたちの困り事に寄り添い解決していく!!
情報交換できるコミュニティをここで形成。
共に明るい未来を切り開いていく!!

【今後の流れ】
2022年5月下旬:クラウドファンディング開始 
2022年6月中旬:食品衛生責任者の資格取得 
2022年7月中旬:クラウドファンディングを終了
2022年8月中旬~:キッチンカーを購入&備品の準備
2022年11月:キッチンカーOPEN
2024年8月12日:がん患者が作るがん患者のための食堂OPEN

【目標までの事業計画】
キッチンカーで活動する ⇒ 食堂を開業する ⇒ コミュニティ等の形成 ⇒ サポートの拡大

【資金の使い道】


●車両購入費    ⇒ 約250万円
●車両施工費    ⇒ 約50万円
●調理器具代    ⇒ 約10万円
●その他備品代   ⇒ 約20万円
●CANPFIRE手数料 ⇒ 7%
などの資金補填に大切に大切に使わせて頂きます。

【リターンのご紹介】
お気持ち応援のリターン
●感謝のお礼メール(1,000円)
●感謝のお礼メール+心を込めたお礼状(3,000円)
●お名前掲載
タペストリーへのお名前掲載(10,000円)
●オンラインでお話し会(2時間)
私の経験談を含めたお話し会(20,000円)
●来店時おむすび1日1個提供
サービスが存続する限りずっと、キッチンカー営業中ならいついらしてもおむすびを1個提供(60,000円)
●来店時おむすび1日2個提供
サービスが存続する限りずっと、キッチンカー営業中ならいついらしてもおむすびを2個提供(100,000円)
※リターンの写真はすべてイメージです。


追加のリターン
●感謝のお礼メール+心を込めたお礼状+おにぎり1個提供(5,000円)
●キッチンカー11月OPEN予定のレセプションパーティーへご招待(40,000円)
●キッチンカーでご自宅までおむすびのお届け+タペストリーへのお名前記載(300,000円)





【最後に】
私は26才の時に大好きだった祖父を肺がんで、実母を子宮頚がんで立て続けに亡くしました。
35才で自分が罹患。
残された遺族の悲しみ、罹患したがん患者の肉体的・精神的な辛さを経験。
がんになって、人生で初めて夢が持てました。
「困っている方の役に立ちたい」
きっと罹患したことに意味があります。
こんな貴重な経験を活かさずして私は生涯を終えることができません!
私の経験を活かし、ひとりでも多くの病と闘うママを救う。
ひとりでも多くのママの罹患を防ぐ。
ひとりでも多くのお子さんに寄り添う。
応援してくださる方がひとりでもいらっしゃればその方とのご縁を大切に、そこからまたご縁を繋ぎ何が何でも絶対に叶えます!!
皆様のお力添えを頂きたいです。
どうぞご支援お願い申し上げます。
数あるクラウドファンディングの中、私のプロジェクトの想いを最後までご一読くださり誠に感謝致します。
〈募集方式〉
本プロジェクトは、All-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も計画を実行し、リターンをお届け致します。

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