八重山島酒呑プロジェクト 〜沖縄の軽石問題を備前焼と一緒に考える〜

2022.06.01 12:40
令和3年8月に小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」が噴火したことにより,現在も沖縄の海上には大量の軽石が海上を浮遊している。それにより現在も漁業や環境に甚大な影響が出ている。「軽石」という厄介者を「土産物」として変身し,陶芸家として何か地域の人々の力になりたく,今回のプロジェクトを立ち上げた。
はじめに・ご挨拶
 みなさん初めまして。広島県神石高原町で備前焼工房「香神窯」を運営しております香山義弘(カヤマ ヨシヒロ)と申します。この度は私たちのプロジェクト「八重山島酒呑プロジェクト 〜沖縄の軽石問題を備前焼と一緒に考える〜」を御覧,御支援いただき誠にありがとうございます。このプロジェクトで実現したいこと
 私は今回のプロジェクトを通じて沖縄の軽石問題を他人事として終わらせるのではなく,陶芸家として環境保全問題、沖縄の新たな特産品の創造,備前焼(陶芸)の普及に繋げられないかという思いがあり,企画を立ち上げました。今回のプロジェクトでは海岸に堆積している軽石を採取し,独自のミキサーで粉砕し,備前焼の粘土と配合し,特殊な釉薬を使い沖縄の砂浜と白波そして海を表現した「島酒呑」を焼成し,これを沖縄,八重山諸島で販売致します。私たちの地域のご紹介
 私の窯がある神石高原町は広島県の中東部に位置します。神石高原町は町の約80%が森林に覆われ流れる河川が渓谷を刻む小区画の棚田状の多い中山間地域です。町の主産業としては林業や畜産業などの第1次産業が主で地域の特産品としてはブランド牛である「神石高原牛」や「コンニャク」などがあります。 そんな山奥にあるのが「香神窯」です。日本最大級の穴窯を用しており,日本六古窯でもある備前焼や信楽焼などを焼成しています。これまで数多くの人に備前焼の魅力を伝えつつ,広島東洋カープのビアカップや湯呑なども焼成してきました。

プロジェクトを立ち上げた背景
 私は沖縄の海が大好きで,今まで何度も沖縄を訪れています。そんな沖縄が軽石問題で取り上げられていることはメディアを通じ知っていましたが、実際に目にした光景は、、、私の知ってる沖縄の海じゃなかったのです。海上を覆う軽石、砂浜に堆積する軽石、その光景に私は心を痛め,自分自身でこれまで培ってきた技術で何か形に出来ないものかと考え,備前土に独自の方法で軽石を練り込み,更に軽石を配合した釉薬を作り、1200度以上で焼き上げ、従来の備前焼には無い新たな「やきもの」を作りだしました。備前焼は本来釉薬を使わない「やきもの」ですが、備前焼の歴史や文化を超え価値観を変革させ,この軽石問題や環境問題を一人でも多くの方に、一緒に考えて頂けるかと思い、このプロジェクトを立ち上げるに至りました。

これまでの活動
陶歴
1994 岡山県重要無形文化財「山本 出」先生に師事
1997 「サンワの森 備前焼工房」にて独立
1998 窖窯にて初窯
1999 「北の菓子器展」入選
2001 「広島県美術展」入選
   「陶芸財団展」 伝統工芸部門入選
             茶陶部門入選
2002 「陶芸財団展」 伝統工芸部門入選
             茶陶部門入選
           実用食器部門入選
2003 「新美工芸会展」
      備前窯変花入
      備前窯変花入button
      備前窯変花瓶
        備前水指     入選
   「広島県美術展」      入選
   「陶芸財団展」 伝統工芸部門
             茶陶部門
           実用食器部門
          インテリア部門入選
2004 「新美工芸会展」
           備前窯変花入
           備前窯変花瓶
           備前緋襷茶碗入選
2005  「陶芸美術展」
        花の器コンテスト 入選
       抹茶茶碗コンテスト 入選
        「新槐樹社展」  入選
          「三軌展」  入選
       「新美工芸会展」  入選
        「KARIYA展」  入選
2007 「VJC魅力ある日本のおみやげコンテスト」
   「備前折鶴」アメリカ賞 受賞
2008 「広島県美術展」入選
2009 「広島県美術展」入選
2010 「広島県美術展」入選
2011 「広島県美術展」入選
2012 「広島県美術展」入選
2016 オバマ元米大統領 広島訪問の際にアメリカ大使館より「備前折鶴」贈呈
    広島東洋カープ カープグッズライセンス契約
2017 福山市市政100周年記念 記念グッズ、記念式典記念品に採用
2018 神石高原町ふるさと納税 返礼品に選ばれる
   映画「恋のしずく」のグッズ(酒器)を手掛ける
2020 福山城築城400年記念 記念品を手掛ける
   福山市ふるさと納税返礼品に選ばれる
2022 在宅陶芸用にYouTube配信スタート
   海岸のゴミを集め,綺麗な砂浜で陶芸をする「海岸陶芸」スタート

資金の使い道・実施スケジュール
 集めた資金の用途としては焼成に必要な燃料費や発送料や軽石採取.除去への活動費,軽石入り新作作品の製作費、CAMPFIREへの手数料にあてます。具体的な内訳は以下の通りです。
 【内訳】
 製作費.焼成燃料費 :60%
 発  送  料 :. 11%
 軽石除去.採取経費:20%
 CAMPFIRE手数料:9%

リターンのご紹介
【1000円コース】
・サンキューレター

【3000円コース】
・サンキューレター&備前緋襷「折鶴」

【5000円コース】※この中から1つ
・サンキューレター&香山善弘作「備前緋襷コーヒカップ」
・サンキューレター&香山善弘作「備前緋襷ビアカップ」
・サンキューレター&香山善弘作「備前緋襷ぐい呑」
・サンキューレター&香山善弘作「備前緋襷焼酎呑」
・サンキューレター&香山善弘作「備前緋襷湯呑み」
・「香神窯」陶芸体験1回

【10000円コース】※この中から1つ
・沖縄軽石からなる備前焼「八重山 島酒呑」
・沖縄軽石からなる備前焼「八重山ぐい呑」
・沖縄軽石からなる備前焼「八重山ビアカップ」
・「香神窯」工房にて陶芸体験2名様

【18000円コース】
・「八重山 島酒呑」八重山ブルーバージョン
【30000円コース】
・「八重山 島酒呑」八重山ブルーバージョン2個
・陶芸体験2名様+お二人に備前焼ペアカップ製作
•香山善弘が選ぶ特選オススメぐい呑み
「備前酒呑」or「信楽ぐい呑」桐箱入り
【100,000円コース】※この中から1つ
・香山善弘作 備前緋襷大皿
・沖縄軽石からなる備前焼「八重山 島酒呑」5個 +「片口徳利」1個+「小皿」5枚
・香山善作「八重山 島酒呑」八重山ブルーバージョン3個+「片口徳利」1個+「小皿」3枚
・活動報告書支援者(ゴールドサポーター)として記載
・「香神窯」工房貸切陶芸体験8名様&香山善弘とBBQランチお一人様1Kgの粘土でお好きなものを作っていただきます。
【300,000円コース】
・香山善弘が「香神窯」工房1日貸切にて、あなたの目の前で、あなただけの形の「八重山 島酒呑」を12個製作します(八重山ブルーバージョン可)
【500,000円コース】
・香山善弘が「香神窯」工房1日貸切にて、あなたの目の前で、あなただけの形の「八重山 島酒呑」を30個製作します(八重山ブルーバージョン可)
・お日にちの指定をいただいた後,全国何処へでも出張陶芸教室50名様まで香山善弘が直接出向き指導致します
【1,000,000円コース】
・日本全国何処でも、香山善弘が電動ロクロ持参で出向いて行き、あなたの目の前で、あなただけの形の「八重山 島酒呑」を30個製作します(八重山ブルーバージョン可)
・全国何処へでも出張陶芸教室100名様まで香山善弘が直接出向き指導致します
【2,900,000円コース】
あなたの為だけの穴窯を焼きます。焼き上がり後お好きな作品を300個お持ち帰りください。

最後に
私は沖縄が大好きです。透き通った海と真っ青な空,時間の流れを忘れるような郷土文化。そんな沖縄が軽石問題でニュースで取り上げれれているのを知った時に私は何かできないかと思い,すぐ沖縄(八重山諸島)に行きました。そこで実際に海上に浮遊している軽石を見た時は美しい沖縄の海が失われる現状に心痛みました。集められた軽石は土のう袋に入れられ積み上げられてました。波によって堆積した軽石やペットボトルなどの漂着ゴミ、、、他人事ではないなと改めて再認識しました。一人でも多くの人に現状を知ってもらおうと軽石入りの作品を作りました。活動内容は中国新聞やNHKに取り上げられて反響がありました。( 「広島県"備前焼" やっかいものの軽石で新たな表現に挑む陶芸家 | NHK」
https://www.nhk.or.jp/hiroshima/lreport/article/000/20/

これまでさまざまな人の支援があり現在の活動へと繋がっています。
まだまだ沢山の軽石入り作品を作り、より多くの人に伝えたい気持ちから、皆様のご賛同.支援をお願いしたいと思っております。より多くの人達に今の海洋問題や環境保全活動について知って頂きたく思います。
御支援、ご賛同のほどよろしくお願いします。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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