チャグチャグ馬コ共同馬主プロジェクト2022 岩手の祭りと盛岡の馬ッコ守りたい!

2022.05.13 23:12
岩手県には「チャグチャグ馬コ」という馬を敬愛するお祭りがあります。新型コロナウイルス感染拡大により祭りが2年間中止になりました。岩手県盛岡市はむかし馬の競りが盛んな場所でした。今年は盛岡の馬を盛り上げたい!今年も農耕馬のエサ代支援と馬事文化支援を行います。馬のまち盛岡の馬ッコを今年は支援いたします!
皆さん、はじめまして。僕らは「東京チャグチャグ馬コ」と申します。
2016年より岩手県の馬のお祭『チャグチャグ馬コ』を応援する活動をしております。
皆さんは「チャグチャグ馬コ」というお祭をご存知ですか?
「チャグチャグ馬コ」は、岩手県滝沢市と盛岡市に伝わる馬のお祭りです。滝沢市鵜飼にある鬼越蒼前神社から盛岡市の盛岡八幡宮まで、約14キロメートルを馬と人が練り歩きます。鈴や華やかな飾りがたくさん付けられ、馬が歩くたびに鈴が「チャグチャグ」と鳴り響くことから「チャグチャグ馬コ」という名前になったそうです。このお祭は例年6月の第2土曜日に行われ、岩手に初夏を告げるお祭りとして愛されています。
岩手の「チャグチャグ馬コ」というお祭は、岩手を代表するお祭であり、また日本を代表する馬のお祭のひとつとして挙げられます。
1978年には「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に指定され、チャグチャグ馬コの鈴の音は、1996年に環境省(当時は環境庁)の「残したい日本の音風景100選」に選出されています。
古くから岩手(南部藩)は、大型の優秀な馬「南部駒」の産地として知られており、日頃から馬は農耕にかかせない存在でした。日頃の労働の感謝の意味を込めて旧暦の5月5日の端午の節句に仕事を休み、村民が鬼越蒼前神社に馬をねぎらい、馬や家族の健康、家内安全、五穀豊穣、無病息災などの願いを家族そろって祈願したのがチャグチャグ馬コの起源と言われています。
しかし、チャグチャグ馬コは現在、消滅の危機に瀕しています!
背景には、農耕馬の減少、高齢化による担い手の減少、馬の飼育費用の負担の問題があります。
 ⒈農耕馬の減少
チャグチャグ馬コに参加できる馬は、農耕馬と決まっています。機械化の進んだ現代日本において、農耕馬の力を必要と感じる場面はほとんど無くなりました。田畑を耕す際にはトラクターを使います。モノや人を運ぶ際には自動車を使います。馬から機械に置き換わった現代では、農耕馬の活躍場面はほぼありません。
よってチャグチャグ馬コに出場する馬の数も顕著に減っています。お祭1日のためだけに農耕馬を飼い続けている状況です。
1990年に参加した馬は102頭でしたが、2019年は70頭ほどでした。この30年で30頭減少している状況であり、このまま減少が続けば50年後を待たずして、近い将来に祭りが消滅することを示唆しています。
 ⒉担い手の減少
馬も、人間と同様に食事をし、運動をし、病気にもかかります。しかし、社会的な活用方法を見出すことが難しく、エサ代などの飼育費用は農家さんや牧場主さんの負担となっています。
これらの負担が大きいために、馬を手放してしまう人も少なくありません。またチャグチャグ馬コの装束は、各家々に代々伝わる装束であり、それぞれの家にこだわりや印、誇りが込められています。担い手が減少するということは、装束を作る技術や、馬を育てる技術の消失も同時に起こり得るのです。
チャグチャグ馬コは1年に1日しか行われませんが、馬はお祭り以外の日も人間同様に生きています。
少しでもエサ代や飼育で大変な農家さんや牧場を支援し、困っている馬が生まれないようにする。また、観光客が馬と触れられる環境を整えることがお祭の存続に必要だと思い「チャグチャグ馬コ共同馬主プロジェクト」を考えました。
2019年から、農耕馬の減少を応援する活動として、エサ代の支援をしてくださった皆様に「チャグチャグ馬コ共同馬主カード」を発行し、カードを通じて支援してくださった感謝の気持ちの証と、支援してくださった方と支援を受けた馬に遊びに行ける馬っこパスポートとしてのカードを作製しました。農耕馬の支援を行わせていただいております。
このプロジェクト仕組みは次のようになります。
支援してくださったお金は、牧場主さんや農家さんに届けられ、馬のエサ代や敷料、削蹄代、医療費などに役立ちます。
支援してくださった支援者の方には、支援してもらった証として「チャグチャグ馬コ共同馬主カード」が届けられます。
このカードを牧場主さんや農家さんに見せて頂ければ、あなたの支援した馬のお世話や牧場や農業体験など(具体的には相談になります)ができます。
またチャグチャグ馬コの当日に条件はありますが希望者と馬主さんと相談して、お祭に参加できる。
そんな特典が付く「馬っこパスポート」としての交流ができる共同馬主カードをお送りします。
支援を受ける牧場や農家さんにとっては、馬のエサ代はもちろん、馬のお世話のお手伝い、新たな方々との交流など、牧場や農家さんへのファンができ絆が生まれてくれたらなと思っております。
また、Facebookで「チャグチャグ馬コ共同馬主倶楽部」の交流グループを開設しております。共同馬主の皆さん同士、または支援を受ける牧場主や農家さんと交流ができる仕組みにしております。
馬にとっても、ご協力頂いた支援者の皆様にとっても、支援を受ける牧場や農家さんにとってもハッピーな形になる仕組みだと考えております。
~2019年から2022年に製作した「チャグチャグ馬コ共同馬主カード」~
また2020年より、農耕馬のエサ代と馬の交流の支援に加え、伝統馬事文化の祭りの装束などの伝統技術の継承のため、地元のチャグチャグ馬コ同好会が行っている活動へ支援を行わせて頂いております。
チャグチャグ馬コの伝統装束は、先祖代々引き継がれ、その装束を馬の身にまとい、鬼越蒼前神社へお参りすることが家の誉れとされてきました。
そのひとつひとつは手作りであり、またその技法を講習会などで伝承して繋いで行っております。
馬と装束、そして馬の引手、これらが揃わないとチャグチャグ馬コのお祭りは維持できません。
伝統装束などのお祭りを守る伝統技術の継承を、チャグチャグ馬コ同好会を通じて応援しております。
盛岡市ホームページ「講習会の様子」より
共同馬主カードが誕生した背景には「お祭に参加してみたい!」というお祭の観客の声と、「エサ代が負担で大変だ…」という農家さんの声、2つの声が一つのプロジェクトに結びつくのではないかと考えたのがはじまりです。1人でも多くの方にチャグチャグ馬コを知っていただき、支援の輪が広がることで、将来に残っていくお祭りになると信じています。
馬に感謝を伝えるお祭り「チャグチャグ馬コ」ですが、現代社会における馬の活躍する場を同時に模索していきたいと考えています。それが未来まで持続可能に繋いで行ける方法だと考えております。
チャグチャグ馬コは滝沢市から盛岡市まで馬ッコの行進が行われるお祭です。
岩手県の滝沢市、盛岡市、矢巾町の3市町村でチャグチャグ馬コの会員は構成されています。滝沢市が一番多くは30頭以上の馬を飼っていますが、現在、盛岡市で馬を飼っている農家さんは2軒まで減りました(玉山地区にはもう1軒あります)。
昔は、盛岡は馬が盛んな場所であり馬を飼っていた農家さんが多くいました。農地が住宅地へ変わりやはり時代の変化とともに飼う農家さんが減っていきました。
盛岡で2軒のみとなった馬を飼ってらっしゃる舘野正蔵さんと、南部盛岡チャグチャグ馬コ同好会盛岡支部長の吉田忠志さんに盛岡のチャグチャグ馬コへの想いを聞いてみました。
【 盛岡で馬を飼っている方は2軒のみ、そのおひとりの舘野正蔵さん 】
盛岡市上米内にお住いの舘野正蔵さんが飼っている馬コは二頭。「月姫」9歳と、昨年5月に月姫が産んだ仔馬「姫子」です。二頭とも額に白い模様があり、「月姫」は三日月、「姫子」は半月のように見えるのが可愛らしい。昨日降った春の雪で真っ白になった山の中、二頭は舘野さんのお宅の敷地内に作られた広いドッグランならぬホースランで、仲良く歩き回っていました。
舘野さんの馬との暮らしは生まれたときから。舘野家では祖父の代から馬を飼っていて、当時はもちろん農耕馬として使われていましたが、チャグチャグ馬コに出たことはなかったのだそうです。ところが、舘野さんの弟さんがチャグチャグ馬コの装束を手に入れたことから興味を持ち、民謡名人でチャグチャグ馬コ保存会の役員だった畠山孝一さんの元で祭りの手伝いをしながら、装束の着せ方など、チャグチャグ馬コのイロハを習いました。
講習会なども経て、いよいよ自分の馬をチャグチャグ馬コに出すことができたのが約10年前。
「月姫」は元々北海道生まれで、青森県で行われているせりで購入。いくら馬産地と言っても生まれた馬が全て生かされるわけではなく、使われることがなければ処分されることも多いのだそうです。そんな中、舘野さんに連れられてチャグチャグ馬コのために盛岡にきた「月姫」は幸運だったと言えるのかもしれません。二頭の馬小屋も見せていただきました。とても清潔で手入れがされている様子からも、舘野さんの二頭への深い愛情が伝わってきました。
新型コロナウイルス感染症の拡大で二年連続中止になっているチャグチャグ馬コですが、今年は開催が決まりました。舘野さんは、「月姫」にお孫さんの琥珀くん(5歳)を乗せて引きたいとおっしゃっていました。でも「乗ってくれるかなあ」と少し心配そうな舘野さん。
チャグチャグ馬コの日、盛岡の空は晴れ渡ります。(天気の特異日と言われています)青空の下、舘野さんと琥珀くん、そして「月姫」の晴れ姿を見に行きましょう!


【 盛岡のチャグチャグ馬コを取りまとめている吉田忠志さん 】
南部盛岡チャグチャグ馬コ同好会盛岡支部長の吉田忠志さんは,「後継者不足」がチャグチャグ馬コの課題だと語ります。
盛岡支部に所属している16名のうち、今はもう馬を飼っているのは2人のみ。
吉田さんが子どもの頃から農業機械が普及し始め、農耕馬の需要が減っていきました。他にも、馬の飼育はとても大変ということから、農耕馬を飼う人が減り、盛岡全体の頭数も減っています。
馬を飼っている人の多くは、小さい頃から馬が身近な存在にあり、馬が好きだからこそ、飼うのが大変でも愛情を持って育てています。馬を飼う方の中には、繁殖のほかにチャグチャグ馬コやばん馬などの行事、農耕の趣味としている方も多いそうです。
昨今の新型コロナウイルス感染症の拡大により行事の中止から、馬を飼うのを辞める方も出てきているのだそうです。
後継者不足は、馬を飼育する人だけではありません。馬の引き手としての後継者の不足も課題です。チャグチャグ馬コというお祭は、馬にとって特殊な環境の中で、引き手には、力の強い馬を事故のないよう制御する技術が求められます。吉田さんよりも若い世代は、馬と関わってきた時間が少なく、知識や経験が不足しています。そのため、馬引きとして出られない・後継者に怖くて任せられないという声が多いのだそうです。馬に触れる機会を増やしていき、その中で馬について少しずつ知っていくことができれば嬉しいです。
お話を伺う中で、「後継者が居ないのが課題だ」と何度も語る吉田さん。馬を飼う人や引き手の他にも、装束の制作技術を持つ人や同好会員馬など、チャグチャグ馬コに関わる人が減ってくことへの強い懸念を抱いています。
そのような中、嬉しいニュースがありました。
吉田さんと同じ都南地区で、30代の方がチャグチャグ馬コに参加するため装束を買われたとのこと。
その方は、都南地区で馬を飼われている家のお孫さんで、帰省するとすぐ馬小屋に行って馬の世話をするほどの馬が好きだったそうです。
お祭が中止となり、まだ参加できていないとのことですが、チャグチャグ馬コを支える若い後継者を、吉田さんは嬉しそうに語ってくださいました。
~写真に「盛岡の印象」と記載があります、盛岡は馬のまちであったことがうかがえる~
盛岡のチャグチャグ馬コの現状は将来のチャグチャグ馬コの状況になると考えます。
僕らは今年は盛岡のチャグチャグ馬コを支えている方々の現状を伝えることと、集まった支援金の一部を南部盛岡チャグチャグ馬コ同好会盛岡支部へ支援することを今年は致したいと思います。


皆さんで、盛岡のチャグチャグ馬コを支えるにはどうすればよいのだろうか!?考えてみませんか。
滝沢市の馬っこパークいわてで飼育している農耕馬「伯鈴(はくりん)」と、大坪昇さんの新たに生まれた農耕馬「昇馬姫152(しょうまひめ152)」を応援しております!
名前   伯鈴(はくりん)
品種   ブルトン種
性別   おす(セン)
生年月日 平成22年6月16日
産地   岩手県滝沢市
血統   父(ブルトン種)ラヴリード レトワール、母(ブルトン種)校伯
所有   馬っこパークいわて
生まれつき左後ろ脚がわるく引きずって歩いてしまう馬です。
性格は穏やかで、とても優しい馬です。
名前   昇馬姫152(しょうまひめ152)
品種   ブルトン種
性別   めす
生年月日 令和3年4月13日
産地   岩手県滝沢市
血統   父(ブルトン種)、母(ブルトン種)
所有   大坪厩舎
農耕馬を150頭到達され岩手競馬「馬事文化賞」を受賞された大坪昇さんの記念すべき馬に成ります!
「伯鈴」と「昇馬姫152」の2頭を支援しております。クラウドファンディングで集まった支援金は、1年間のエサ代や飼育費用などに活用させて頂きました。そして「伯鈴」と「昇馬姫152」を応援してくださったチャグチャグ馬コ共同馬主の皆さまと触れあったりエサを与えたりと交流を行うことができました。
~エフエム岩手で活躍のフリーアナウンサー佐竹莉奈さんと農耕馬「昇馬姫152」との交流~
〜始まりの場所「藤倉さんの南部曲がり家」〜
2016年1月に滝沢市のおおさわ村の藤倉さんのお宅に訪問したことから、はじまりました。
藤倉さんは、今もなお茅葺屋根の南部曲り家で馬と共に生活していました。南部曲り家とは、岩手県に古くからある母屋と馬屋が一体となった伝統家屋のことをいいます。はじめて訪れた時に衝撃を受けたのを記憶しています。テクノロジーに追われる現代の中で、博物館に展示されている南部曲り家は観たことがありましたが、実際に南部曲り家が現役で使われなお馬も一緒に生活していることに、驚きを感じました。
藤倉さんは、無料でこの南部曲り家のご自宅を開放し、一般の方に、南部曲り家は馬とともに生活する場所であること、馬との生活とはどうゆうことなのか、生きている馬を日々世話をする生活とはどういうことなのか、チャグチャグ馬コのお祭りは地元の人々にとってどうゆう行事なのか、を多くを語らず実践して伝えていることに僕は深く感銘を受けました。
昔は馬は生活の中で必ず必要な必需品でした。農家の馬小屋に馬が何頭飼っているかを見ると、この家の財力がわかる、お嫁さんの親御さんは相手の家の馬小屋を見に行ってお嫁に行かせるか考えたそうです。
1頭だいたい数百万円するからこの家は何頭持っているからお嫁に行っても財産があって安心だと、そのことを「馬っこ預金」と話していました。
滝沢のおおさわ村の地域は、チャグチャグ馬コを中心に地域の年配の方々がバリバリ元気で活躍しています、チャグチャグ馬コの脈々と引き継がれる祭りの伝統を守る、先祖代々の家の誇りを守る、チャグチャグ馬コを中心に一族としてファミリーを形成しています。まずは、年寄りを尊敬し大事にする、子どもたちを地域で育てる、子どもたちにきちんと季節の伝統行事を伝えていく、そうすると鮭が生まれた川に戻ってくるように子供たちが地域を愛していく、変わるのではなく、むしろむかしからの伝統を守る、東京などの生活にはない現代社会に欠けている人と人の結束力がここにはある、そんなことがいとおしく感じました。
おととしそのことを語ってくれた藤倉喜久治さんですが天命をまっとうされました。
僕らは、この文化を残したい、そんなことからスタートいたしました。
~ 左から藤倉恭一さん、代表の斎藤、藤倉家当主の故藤倉喜久治さん ~
チャグチャグ馬コのお祭りは、馬の豪華な衣装に目を奪われがちですが、馬を家族のように大事にし、馬を愛する気持ちがこのお祭りの本質です。
大事な農耕馬をケガや病気から守りたい、今みたいに獣医師さんや薬がある時代ではありませんから年に一度の神様にお祈りをすることでしか馬を守ることができなかった、そんな切実な気持ちから、鬼越蒼前神社にお参りに行ったわけです。この蒼前様とは昔に東北地方にいた馬の治療にすぐれた人の名前で、農神として祭られ、馬の守り神であるといわれています。これが蒼前信仰です。
馬を慈しみ、馬を愛でる気持ちは、古くからの南部曲り屋に表れていますが、馬を奉納すると言う世界でも稀な馬のためのお祭りがチャグチャグ馬コです。これが岩手の馬事文化なのです。


「東京チャグチャグ馬コ」は、2016年1月よりチャグチャグ馬コを支援する活動をしております。
毎年、首都圏の観光客にチャグチャグ馬コを見に来てもらうワークショップを開催し、2019年までに計4回、約40名を滝沢市と盛岡市に来ていただきました。また毎年滝沢市おおさわ村にチャグチャグ馬コのお祭りの半纏を1着ずつ寄贈する活動も致しました。プロジェクトのキッカケは、ワークショップに参加された皆様からのアンケートより「馬と触れあう機会が欲しい」、またチャグチャグ馬コを飼育されている方からは「飼育費用が負担である」との声より、「チャグチャグ馬コ共同馬主プロジェクト」がスタートしました。
 ~ 地元の方々にチャグチャグ馬コの半纏を寄贈 ~
2020年は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、お祭り自体が中止になりました。ワークショップも開催できませんでした。馬を飼われている方、お祭りを支えている方々へ、 馬を飼い続けてほしい、祭りを継続してほしい、多くの方々よりチャグチャグ馬コへの応援メッセージをいただき「来年も馬を飼い続けてください」とメッセージの願いを込めて「チャグチャグ馬コ応援メッセージ」展を開催いたしました。
~ 多くのメッセージが寄せられパネルを制作、岩手県滝沢市・盛岡市の3か所で展示 ~
ホームページ掲載「チャグチャグ馬コ応援メッセージ展」
2021年も新型コロナウイルス感染拡大に伴い、チャグチャグ馬コは3市町村で分散して開催することとなりました。チャグチャグ馬コのパレードは今年も中止となりましたが、インターネット上の仮想空間でチャグチャグ馬コのパレードを再現できないかと考えました。GoogleEarthにチャグチャグ馬コのルートの線を引き、そこに思いある写真と馬コのイラストで行進を再現してみました。
石器時代にはマイルストーンという石碑で記録しておりました、現代のインターネット上にマイルストーンを作り未来へチャグチャグ馬コの記録を残したいと思い作成してみました。
この仮想空間のパレードは、感染もしませんし、遠く海外からもチャグチャグ馬コのパレードを観られる、そうゆう仮想空間上で遊戯できる写真地図になります。
GoogleEarth「チャグチャグ馬コPhotoMap Suzunone ~すずのね~」
これらの活動が評価され2020年にグッドデザイン賞を受賞することができました。
伝統文化のお祭りと馬の現代の活用、地方の祭事に新たな想像を創る、地方の祭りの持続可能な仕組み作りの新たな挑戦として評価して頂きました。
~ 滝沢市長へ2020年度グッドデザイン賞の報告への表敬訪問 ~
2020年度グッドデザイン賞受賞 地方の祭りを持続させるコミュニティ活動
「チャグチャグ馬コ共同馬主プロジェクト」
僕らはこれからも、考え続ける歩み続けること、を大事に行動を起こしていきます。
チャグチャグ馬コ共同馬主プロジェクトでは、支援金をクラウドファンディング手数料、事務諸費用・運営にかかる費用等と付随させて頂いた商品・サービスの代金を除いた金額を、僕らの支援している農耕馬を飼育している馬主さんへエサ代や管理費(敷料、削蹄代、医療費など)として頭数案分で分配しお渡しいたします。 また、チャグチャグ馬コの祭りの装束などの伝統馬事文化の継承活動。今年は盛岡のチャグチャグ馬コ同好会盛岡支部へ盛岡の馬を支援させていただきます。チャグチャグ馬コの祭りが継続し未来へ向けて盛り上がる一助となってくれたらと僕らは思っております。
4月13日(水)クラウドファンディング スタート
5月13日(金)クラウドファンディング 完了
  ~ 返礼品が準備でき次第、配送 ~       
6月11日(土)チャグチャグ馬コ 当日
8月上旬 チャグチャグ馬コ共同馬主プロジェクト支援金の贈呈式
   1.チャグチャグ馬コのエサ代支援
     (交流している「伯鈴」、「昇馬姫152」の馬への支援)
   2.チャグチャグ馬コの伝統装束の馬事文化継承活動への支援
   3.盛岡のチャグチャグ馬コへの支援
(贈呈式において、今年の支援の内容をご報告させていただきます)
<All-in方式>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
チャグチャグ馬コのお祭りは年に一日だけです、その一日のためにチャグチャグ馬コの馬を飼う牧場・農家さんは、毎年、観光客が見てくれることを慶びとして、その祭り当日に向けて準備を一年間かけて日々お世話を行なっています。
馬と伝統と人ともに歩んできたお祭が「チャグチャグ馬コ」です。どれか一つでも欠けてしまうと、なくなってしまいます。馬を育てる農家さんや牧場主さんは、1年のお祭に向けて準備をして挑んでいます。
馬は人と同じように運動をし、ご飯を食べます。時には、体調を崩したり怪我をしたりもします。馬を飼う方々は、愛情を持ち、我が子のように世話をしております。現代社会では、農耕馬の活躍の馬が減り、お金や苦労など、負担の大きい時代になりました。サラブレット種よりも体躯の大きい農耕馬は、食べる量も多くなります。少しでも馬主さんの負担を減らすことも、お祭を後世に残していく支援の一つと考えます。
馬に感謝を伝えるお祭は、日本にあるお祭の中では珍しいです。古くより馬産地だった岩手には、馬と共に歩んできた文化が残っております。馬と共に生活をする「南部曲がり家」という建築様式など、馬にまつわる伝統民俗文化があります。
これまであった、今ある当たり前のお祭・風景をこれから先の100年、またその未来へと伝えていくことが出来るよう、皆様の暖かいご支援を頂けますと大変幸いです。一緒にチャグチャグ馬コを盛り上げていければと思います。


東京チャグチャグ馬コでは、お手伝いをしてくださる方を募集しています!
一緒に活動を通じて、未来へチャグチャグ馬コを残していきませんか?


連絡先:東京チャグチャグ馬コ
HP:
SNSメディアもやっています!フォローよろしくお願いします!
Twitter:
Instagram:
応援してくださる方からのメッセージ
 (応援メッセージ順)

南部盛岡チャグチャグ馬コ同好会 会長
 菊地 和夫 様
新型コロナウイルス感染症が発生以来、2年間チャグチャグ馬コ行進行事が中止となり、我々の活動の場は極度に減少し、チャグチャグ馬コに対する意気込みの低下につながらないでほしいと願うばかりです。チャグチャグ馬コ同好会の会員も高齢化が進んでおり会員数も年々減少しております。今後、出馬頭数の減少は必至です。なんとしても食い止めねばなりません。皆様方のご支援が力になります。今後ともよろしくお願い致します。


NPO乗馬とアニマルセラピーを考える会 理事長
 山手 寛嗣 様 (獣医師・農学博士)
日本人が持っている馬への愛情をこのクラウドファンディングで形にして頂けたら幸いです。
チャグチャグ馬コの本質をご理解頂き、参加していただける事を願っています。
皆様のご支援よろしくお願い致します。


一般社団法人滝沢市観光物産協会 会長
 中島 恒夫 様
チャグチャグ馬コの出馬頭数は、平成2年102頭から減少を続け、令和元年には63頭まで減少しました。コロナ禍においてはチャグチャグ馬コ大行進が2年連続中止となり、飼育を断念せざる負えない馬主様も出てきております。家族の一員である農耕馬を癒すという、日本でも例がない行事をぜひ皆様の支援をいただき継承していきたいと思います。

あわせて読みたい

花人・赤井勝氏プロデュース。屋内花見イベント「瑞華院 了聞」主催 さくら祭り|EVENT
OPENERS
馬との対話で、セルフリーダーシップを磨くホースコーチングプログラム 2024年3月~12月の開催スケジュールが決定!
PR TIMES
人気声優・小野賢章が「自分をアップデートさせる」ドライブ旅へ! @江ノ島〜葉山
antenna
「犬の飼育頭数」が日本で2040年に半減するワケ、猫はどうなる? - ニュースな本
ダイヤモンド・オンライン
『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』から「arma bianca」 × 「アニメイト」の共同ブランド「arti-mate」によるオリジナルアパレル、雑貨の販売が決定!
PR TIMES
dアニメストアが新テレビCMを公開!
antenna
知れば知るほど奈良はおもしろい!桜の名所や春の期間限定イベントに訪れて、奈良の魅力を発見しよう
関西をもっと楽しむanna(アンナ)
推し動物の”主(ぬし)”になれる!JR東海限定プラン 発売開始
PR TIMES
日本に上陸したこのトロフィーは一体? 歴史あるヨットレース「アメリカズカップ」を知ろう
antenna*
和歌山県有田産の最大82種類のドライ柑橘食べくらべ定期便「Dry Mikan Mania(ドライみかんマニア)」
PR TIMES
何歳になっても帰れる場所〈堀之内十五夜祭り〉 | 新潟のつかいかた
新潟のつかいかた
カラフルでキュートな動物たちのマカロン「アニマルフレンズ」販売
PR TIMES Topics
京都三大祭「葵祭」のみどころ、穴場、アクセスなどをご紹介します♪
るるぶ&more.
「凱旋門賞制覇は「夢」から「目標」へ」馳 星周×矢作芳人〈JRA調教師〉『フェスタ』
集英社オンライン
デザイン性と着心地を重視した100%コットン素材の就寝用パジャマ発売
PR TIMES Topics
新感覚!皮なしまるごと食べられるプレミアム冷凍みかん「おやすみかん」
PR TIMES
【100万円でスローライフをスタート!】移住目的ならリフォーム補助金も!岩手県遠野市の100万円物件をDIYリノベして自然に囲まれた心豊かな暮らしを!
田舎暮らしの本Web
りんご飴の新定番「塩りんご飴」登場
PR TIMES Topics
羽田美智子さん、復興から未来へ進む福島県 浪江町の光を感じた旅「月刊 旅色」3月号公開
PR TIMES
【鹿児島県 2024年版】 春の絶景・風物詩10選 多彩なユリが咲き誇る色彩豊かな景色
CREA
5つのあそびが詰まった木製の知育玩具「あそびたっぷり フルーツアクティビティボックス」発売
PR TIMES Topics