江戸時代から伝わる天然の藍染で、地球に優しい持続可能な循環をつくりたい!

CAMPFIRE
2022.04.29 04:03
自然の恵みのみを用いた伝統の藍染を、受け継ぎ、つなぎ、もっと暮らしに寄り添ったものにしたい。いま、あるものを染め直してアップサイクルし、大切に長く使うスタイルを提案したい。耕作放棄地などを活用して藍を育て、居場所を求める子どもたちのが土と触れ合う場にも。暮らしといのちを循環させる初めの一歩です!――― 藍からはじまる、愛のサイクル ――― 
「染め替える」という選択肢。
汚れてしまった白い服、色あせてしまったお気に入りの服、染め直せばまた着られます。
くすんだり黄ばんでしょんぼりした服も、藍で染めるとハッとするほどいきいきと息を吹き返し、
脱皮したのではないかと思えるほど美しく堂々とした表情に生まれ変わります。
シミのついたエプロンやテーブルクロス、黄ばんだシーツやまくらカバー、
おさがりの服も藍で染め直せばそこから特別なオンリーワンがはじまる。
繕ったり、つぎあてたり、ちがうものに作り替えたり、ほしい人にあげたり、売ったり、雑巾にしたり。
いろんな工夫があります。
そこに、プラスしたい、新しい選択肢。
「染め替える」という、極上のアップサイクル。
色を着替えて、ひとつのものを長く大切に使う、そんなライフスタイルを提案したいと考えています。
藍染め・江戸時代から伝わる天然灰汁発酵建て
藍による染色は古代より世界中で行われ、人々の暮らしを彩り、支えてきました。
藍の色素は水に溶けないため、特殊な工程で染液を作ります。
藍の染液を作ることを「藍を建てる」「藍建て」と呼びます。
藍の色素を持つ植物は世界に何種類もあり、その建て方もさまざまです。
日本、特に本州では蓼藍(タデアイ)の葉を乾燥させ、それに水を打って発酵させ堆肥のような状態にした蒅(すくも)と呼ばれるものを藍染の原料としてきました。
木灰からとった灰汁(あく)を使い、蒅(すくも)に住んでいる微生物を利用してもう一度発酵させ、水に溶けない藍の色素を水に溶かす方法、それが「天然灰汁発酵建て(てんねんあくはっこうだて)」です。
毎日朝昼晩と手間暇をかけ、10日ほどで染められる状態になります。
蒅ができるまでに3か月、しかもそれをさらに一年以上寝かせます。7番煎じまで灰汁を取るのに1週間、藍が建つまでに1週間。時間も手間もかかる大変な作業です。
しかし、化学技術が発達し、この藍の色素を化学薬品でも抽出できるようになり、
藍の原料もインド藍など、色素を多く持つ植物が安く流入してくるようになりました。
受け継がれてきた伝統の藍染は、手間がかからず安価にできるものに取って代わられていきました。
私も独学で昔ながらの藍建てを試みましたが何度やってもうまくいかず、早く染めたい気持ちに負けて薬品を使った誰でも簡単にできるインスタントのような藍染をしていました。
しかし、その薬品は強いアルカリ性、強い還元力を持つ取り扱いには十分気をつけなければならないものです。
有害性について調べたところ、「皮膚腐食性、眼に対する重篤な損傷性、亜硫酸ガスを発生、自己発火、水生生物に有害」などと目に入ります。
手袋をしなければ、手はぼろぼろになってしまいます。
説明書には廃液は流しても問題ないと記載されていましたが、日ごろ洗剤の使用も控えている私にとって、それはどの程度問題ないのかと、廃液を処理するときにいつも環境のことが気になり仕方ありませんでした。
染めれば染めるほど、自分が大切にしたいものから離れていっている気がして、
「自然の恵みだけで藍染をしたい!私たちの生活、いのちを支えてくれている地球を汚したくない!」
との思いが膨れ上がり…

徳島県藍住町にある本藍染矢野工場さんを訪れ、矢野藍秀氏のもとで天然灰汁発酵建てを学びました。
想像をはるかに上回るスケールの大きさと奥の深さにたじろいでしまいましたが、
師匠の藍に対する真摯な態度と熱い思い、仲間とひとつひとつの作業、意味や思いを共有していく過程で、「こんなことできるんだろうか」という思いは「これだ!」という確信へと変化していきました。
どうしたら実現できるのかをひたすら前向きに考えました。
甕を置いて、灰汁を取り管理することができるスペースが必要です。
これまでのようにベランダでできるような生ぬるいものではありません。
場所を借りるあてもなく資金もない現実…そこで、庭に作業小屋をDIY
一歩を踏み出すためには、もう、それしか選択肢はありませんでした。
住宅地の狭い庭ですが、それでもぎりぎりのスペースが取れそうです。
夫は驚いたと思いますが、使っていいと言ってくれました。
何もないところから、DIYの知識も経験もない、腰痛持ちの47歳がほぼ一人で小屋づくり。
それでもやると決めたので、前に進みました。



思い違い、計算違い、失敗の連続で、ほぼ毎日挫折を味わい、
整骨院にかけこみ、空を見上げて放心…
それでも諦めなかったのは、ただただ、この天然灰汁発酵建ての魅力と
その無限大の可能性に取り憑かれたからにほかありません。
やっとスタート地点が見えてきました。


宇治に小さな藍染屋さんを、子どもたちが泥んこになれる藍の畑を。
私の住む宇治市は歴史とともに歩んできた町です。
この町に昔ながらの技法をもつ藍染屋さんがあったら。
伝統を受け継ぎ、つないでいくだけでなく、今の暮らしに寄り添う染屋でありたい。
古きよきものを、堅苦しさや敷居は取っ払い、これからの持続可能な社会と時代を創るひとつのツールとして
目に見える形で提案していきたい。

さらには、地元の耕作放棄地などを活用して藍を栽培する仲間を募りたい。
初めは徳島の藍農家さんが育てた藍を藍師さんが丹精込めて蒅にしてくださったものを使わせていただきます。
しかし、いつか、自分たちで育てた藍から蒅(すくも)を作る仲間を募りたい。
収穫された藍は、蒅づくりだけではなく、食べる藍としても提案してきたい。
発酵建てで藍の染液を作るのは大変だけれど、藍の生葉があれば
生葉特有の染めを誰でも簡単に楽しむこともできます。
藍の畑は居場所やエネルギーの発散場所を求めている子どもたちが走り回ったり、
泥遊びをしたり、大地とつながり充電できるような、そんな場でもありたい。
私たち大人も子どもも土から遠ざかりがちな昨今、子どもたちの体や心の健やかな成長に、
土のある空間はとても大切だと思っています。
私は二児の母ですが、子どもたちは小さい頃とにかくエネルギーを持て余しており、
常に外で遊べる場所を確保するのが大変でした。
ご縁のある農場に援農という形で一日居させてもらえることが本当にありがたかったけれど、
その場所は車で1時間半はかかる。
もっと近くにそんな場所があったらと、いつも思っていました。
娘も息子も不登校を経験し、外の空気を吸わせたい、でも学校がある時間帯はなかなか連れ出しにくい。そんな経験からも、同じような悩みをもつ親御さんや子どもたちにぜひ仲間になってもらいたい。
土に触れ、空を見上げ、地球を感じていると、
だいたいのことはとるに足らないことのように思えてくるから不思議です。
農薬や化学肥料を使わない畑にはいろんな生き物が住み着きます。
その多様な生き物たちの存在は、
私たちの多様性をも肯定してくれるような気がします。
そんな、藍からはじまる多くの優しい循環。
つながり、手を取り合い、ここからその循環を広げていきたいのです。
私、一期一藍の工房では、蒅(すくも)、木灰からとる灰汁(あく)、石灰、日本酒、小麦のふすまのみを原料とする天然灰汁発酵建てによる藍染を実践します。
廃液の処理も困らない、染められなくなった発酵液は畑の肥やしとして土に返していくことができます。
工房に来て、自分の手で染めていただくという体験も、
染めの過程を楽しんでもらうだけでなく
その向こう側にあるさまざまな循環を感じてもらえるきっかけになるのではないかと思います。
面白そうなことをしてみただけ。好きな色の服を着てみただけ。
入り口はどこでもいいと思います。どこから入ってもいいような循環を作りたいのです。

これまでの一期一藍の活動
環境保護・リユース活動の一環として、古着を染め直し、次のご縁につないでいく活動をしていました。
シミがついたものだけでなく、そのままでも着られるような服でも、
染めあがるとパアっと表情が変わって魅力的になるんです。
その息をのむような瞬間にいつもときめいていました。
新しいものを染める時とはまた違う、ふつふつと湧き上がる温かい気持ち。
誰かの思いや歴史が染み込んだものが、新しい表情をまとって生まれ変わる。
このアップサイクルに使うのは、地球にもわたしたちの体にも優しい天然灰汁発酵建ての藍でありたい。
また、染めるだけでなく、使い捨てのものを、特にプラチックを減らすきっかけになればと
洗って繰り返し使えるみつろうラップの製作、洗剤いらずでマイクロプラスチックも出さない麻紐エコたわしの製作、ワークショップもしています。
藍との出逢い
藍との出会いは子どものころ。
母が家で藍染をしており、家の中は藍に染まったものでいっぱいでした。
母は亡くなりしばらく忘れていたのですが、
あるときフラッシュバックのように母と藍染をした日々が脳内によみがえり、
くすんだ色が鮮やかな青に変わっていく感動、くくった糸をほどいて模様が浮かび上がる高揚感...
心臓がドクンドクンと呼び掛けてきます。
母は亡くなってもうすぐ20年近くになりますが、
まさかこのようなかたちで母の遺志を引き継ぐことになろうとは思ってもみませんでした。
今の私を見て、母はどう思っているでしょう。
一時は離れてしまったバトンを丁寧に磨き上げ、
より良いものとして次の世代へと渡していくことを切に望みます。


わたしたちの暮らしと子どもたちの未来のために、
あたたかい循環を一緒につくっていきませんか。
はじめの一歩である、この小さな藍染小屋の工房スタートにどうぞご支援をお願いいたします。

資金の使い道・実施スケジュール
【工房オープンまでのスケジュール】
4月 クラウドファンディング、小屋補修
5月上旬 徳島訪問 
     藍甕、蒅の引き取り、本藍染矢野工場にて技法の確認
5月中旬 工房オープン 藍建て作業開始予定


【資金の内訳】
藍甕(大谷焼)   200,000円
その他備品     100,000円
蒅、木灰等、最初の藍建て材料 200,000円
作業小屋補修    50,000円
リターン製作、送料 250,000円
クラウドファンディング手数料、雑費 200,000円

リターンの一部ご紹介
使い道がありすぎる、藍染手ぬぐい
お好きなものを染められる、染め替えアップサイクルチケット
宇治の本格チャイ屋さんとのコラボセット!プレゼントにも最適!
京都のグルテンフリーのお菓子屋さんとのコラボセット!
米粉の焼き菓子セット+藍染手ぬぐい プレゼントに最適!
男女問わず人気の、藍染めリネンストール プレゼントに最適!
甕に手を入れて染めてみたい!小屋どうなってるの?を体験するチケット
布ものこものを素敵な感性で仕立てる京都の布雑貨作家さんとコラボ!
オリジナル服+藍染で特別な一枚を
宇治の伝統工芸ネイリストさんとコラボ!
藍を盛り込んだネイルチップ
応援メッセージいただいています!
■アトリエフィーカ代表 水口志保さん
今回のプロジェクトを知り、とても共感し応援させてもらいたいとリターンでの参加を即答でお受けしました。
これまでも古き良きものや美しいものを受け継ぎ伝える使命は親が子に大切なことを教えるような当たり前の流れのようであれば、と感じることがありました。
ただ、染めのように場所の必要性や工程の長い手仕事を一から始めるのは並大抵ではありません。
だからこそ、宇治に藍染が認知されるよう、広がる未来にワクワクして応援しています。
皆様もご一緒に応援よろしくお願いします!
■「刺繍と数秘のみるまに」さん
好きなもの、大切なもの、自分だけで留めるのではなく、大きな声で伝えていきたい想い。
同じ手仕事を生業とする身として強く共感できるからこそ、一期一藍をめいっぱい応援しています。
小さな手仕事がたくさんの手を借りて、脈々とつながっていく。
自分の世代では終わらせず、次世代につなげていく。
これほど美しい連なりは、なかなか見れない。
今回、そのサイクルの一片として、デザインワーク&コンセプトコピーにてお手伝いできたこと、嬉しく思います^^
『藍からはじまる愛のサイクル』一緒に回転させていきましょう♡


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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