【浄土宗大本山清浄華院】勅使門「菊華紋」修復プロジェクト

CAMPFIRE
2021.12.29 09:09
「清浄華院 勅使門」は天正年間より現存する門です。皇室に由緒ある寺院の象徴として大きさ二尺の「菊華紋」が施されておりますが、長年の風雨にさらされすっかり色あせてしまっております。歴史的価値のあるこの「菊華紋」を修繕するためにお力添えをいただきたく、修復プロジェクトを立ち上げました。
清浄華院(しょうじょうけいん)は、全国に8つある浄土宗の総大本山の一つで、1150年の歴史を持つ皇室ゆかりの大本山です。平安時代、御所の中に「禁裏内道場」として創建されたのが最初で、浄土宗の宗祖・法然上人が後白河天皇より譲られ浄土宗の寺院となりました。
場所は何度か移転していますが、現在も京都御所の真東に立地し、天皇陛下がお住まいになる禁裏御所にも近い、格式の高い寺院とされています。
当院の本堂に当たる「大殿(だいでん)」には禁裏内道場の遺跡とされ皇族の方々の位牌をお祀りする部屋「尊牌壇(そんぱいだん)」もあり、建物の各所にも菊花紋が施されます。
といっても、敷居の高いばかりのお寺ではなく、大殿本尊の浄土宗の宗祖「法然上人(ほうねんしょうにん)像」は江戸時代から「除厄圓光大師(やくよけえんこうだいし)」と呼ばれて信仰を集め、涙を流して師弟を救ったという「泣不動尊(なきふどうそん)」像も、重要文化財「泣不動縁起絵巻」で有名です。
ご利益ある尊像を祀るお寺として貴人から庶民に至るまで篤い信仰を受け、京都の町の人々には「じょうけいん」と呼ばれて親しまれました。
皇室ゆかりの大本山の象徴として「勅使門(ちょくしもん)」があります。京都御苑の東を貫く寺町通り(てらまちどおり)に面し大きな菊花紋が掲げられた門は、京都御所に接する御所東地域を象徴する景観の一つとなっています。
また当院にとって皇室との深い関りを象徴する大切な門となりますが、現存する建物が昭和9年に建てられて以降、経年の傷みも多くみられ、中でも菊花紋章の退色、劣化が目立ってきました。門全体の修復も予定していますが、まずはこの菊花紋章の完全修復を、広く皆さまのお力を借りてぜひ成し遂げたいと考えています。
【 勅使門とは… 】
勅使門は天皇陛下の使者「勅使」をお迎えするための門で、勅使が出入りする格式高い寺院にのみに設置する事を許された門です。当院の勅使門は室町時代の称光天皇(しょうこうてんのう)の勅願で阿弥陀堂が再建され、勅使を遣わされて当院に寄進を賜りました時に建立されたのが最初と伝わります。通常は閉められており、勅使の参向や皇族の参拝時、また法主(大本山の住職)の晋山式(就任式)の時以外ほとんど開けられることありませんでした。
江戸時代に天皇から頂戴した紫衣着用許可証
(第五十世浄誉上人紫衣綸旨)
江戸時代まで清浄華院の法主には、天皇陛下から法主への任命状(女房奉書)と「紫衣(しえ)」と呼ばれる法衣を特別に着用する許可状(紫衣綸旨)が下されました。晋山式では新法主は伝奏家(伝達役の公家宅)にて天皇陛下からの任命状をいただき、衣服を改め行列を組み厳かに勅使門を潜りました。天皇陛下から信任を得て許可を頂いた人のみが潜れる門だったのです。
現在でもこの門を正式に潜れるのは法主晋山式の時のみで、門前で開門の儀式を行った後、始めて境内に足を踏み入れます。ご法主にとっても一世一代の式を象徴する場所になります。【 御所東地域の景観を形作る重要な建物 】
京都御所の東の地域は、豊臣秀吉が京都市内に散らばっていた神社仏閣を一本の通り沿いにまとめた寺町通を中心に、京都御苑の木立と社寺の屋根が並ぶ京都らしい風景を形作っています。
中でも清浄華院界隈は、廬山寺、清浄華院、梨木神社、本禅寺と寺社がまとまって残っており、特に大きな菊花紋章を掲げた当院の勅使門は、御所東の地域の景観を象徴する存在となっています。
現在の勅使門は昭和9年に再建されたもので、檜皮葺風銅板葺、妻入りの唐破風屋根を載せた向唐門の形式を取っています。
格狭間や蛙股の彫刻はシャープな流線の美しい植物紋を配し、欄間部等には透格子を嵌めています。施主は大阪天王寺区の石井重助。 知恩院納骨堂を阪谷良之進などとともに手がけた名古屋の三林石松が普請しています。
同時期建立の東寺小子房の勅使門と比すると彫刻部が少なく質素なものの、それが返って上品さを醸し出し、昭和初期に流行した近代和風建築の雰囲気を良く表した建物になっています。
門の両側に付属する袖塀は五本の白線が入った定規筋築地塀(じょうぎすじついじべい)となっています。定規筋は土塀に施された白い横線の事で、当院の五本筋は京極宮家より授けられたもので、皇族と同等の格式を表しています。
当院にとって大切な門ですが、老朽化が多くみられ、2026年を目指して修復・修理事業を予定しています。中でも菊花紋章の修復に関しては、皆さまからご協力を頂きたいと考えています。
【 資金の使い道 】
集めた支援金は、勅使門の菊花紋章の修復に使用させて頂きます。
勅使門の菊花紋章は日本の伝統技術で仏像などにも用いられる「漆箔(しっぱく)」という彩色が施されています。木製の本体に漆を塗って形成した上に本金箔が貼られ、職人による伝統工芸品とも言えます。
今回の修復も同様の技術を用いて、本来の輝きを取り戻したいと考えています。
勅使門修復は2026年を目指していますが、まずは菊花紋章修復に取り掛かりたいと考えています。 今回の募集は来年2月末までとし、3月9日の晋山式(住職就任式)には新しくなった菊花紋をご披露させて頂きたいと考えています。
【資金内訳】
 工事費 95万
 広報費 13万
 手数料 12万
※余剰金が発生した際は、勅使門本体の修復に使用させて頂きます。
◎記念朱印2枚セット(2000円以上)
(見本。デザインは検討中です。)  限定朱印を3種ご用意しています。3種の中から2種お選び下さい。


◎記念腕輪念珠or携帯ストラップ(5000円)
 当院五世の向阿是心上人が阿弥陀如来から松の枝をもらったという伝説から、松の木製の珠で作られた腕輪数珠か、同じ数珠玉にて作られた携帯ストラップをお選びいただけます。どちらもお守りとしてお持ちいただけます。


◎記念念珠(10000円以上)
 限定製造の日課二連数珠(三万遍)です。白木のシンプルな数珠ですが、当院の「御忌唱導(法然上人のご命日法要に唱えられる文章)」に「桜花は自ずから花びらを散して法然さまの徳を讃歎する」と謳われた桜の木を使用しています。


◎清浄華院第八十三世台下直筆色紙
見本※お言葉の内容は変わります。 当院83世法主で書家でもあられる飯田実雄上人ご親筆(直筆)の色紙をお授けします。
 ※内容はお選びいただけません。
〜最後に〜
 清浄華院は小さな本山ですが格式は高く、といって堅苦しいお寺ではありません。この事業を通して多くの方にご協力を頂き、ご縁を結んでいただければと考えています。
よろしくお願いします!!

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