縦長リビングレイアウト特集。ソファやテレビ台の配置で部屋を広く見せるコツと実例

Log Renove
2020.10.12 17:00
縦長リビングは、家具の配置がしやすい人気の間取りです。さらに、賃貸物件やマンションのようにリフォームが難しい物件でも、ちょっとしたコツや工夫でリビングを開放的に見せることが可能です。今回は縦長リビングを広く見せるポイントと、インテリアのレイアウト実例を紹介します。
縦長リビング(LDK)のメリット・デメリットと対策
まずは縦長リビングのメリットとデメリットを解説します。実際に縦長リビングで生活しているシーンを想像してみましょう。
メリット① インテリアのレイアウトに融通がきく
リビングが縦長であれば、リビングの左右の壁に付けて家具を配置できるため、インテリアのレイアウトにも融通がききます。壁に沿って家具を配置することによって、リビング内に広々とした空間をキープでき、見た目にもすっきり感が生まれます。
メリット② リビング全体の見通しが良い
縦長リビングは窓からの光と風を確保しやすいというメリットがあります。横長リビングの場合は、キッチンから見えない「死角」ができますが、縦長リビング死角も軽減できます。キッチンからリビングの窓までが一直線になっていることから見通しが良く、子どもが遊んでいる姿などを見守りながら家事ができます。
メリット③ 家族団らんの時間が過ごしやすい
縦長リビングのオープンな間取りは、家庭内のコミュニケーションを図るのに最適。キッチンにいても家族の会話に入れるのが嬉しい
見通しがいい縦長リビングは、キッチンからリビングの奥まで目が届くので、家族の声が聞きやすく、表情もわかります。家族がリビングの奥にいても話しやすく、リビング内でコミュニケーションがとれます。リビングに面した壁側の部屋に引き戸やふすまがあれば、開けっぱなしにしておくことによって、より開放感が生まれます。
デメリット① リビング、ダイニングの空間が混在しがち
縦長のリビングはキッチンからリビングが開放的な反面、同一空間内で区別をつけにくいのがデメリットです。横長リビングであれば、ダイニングスペースとリラックススペースが離れていますが、縦長リビングでは視覚的に混在しがちです。そのため、生活空間を区別したいときには若干不便に感じます。
対策:ソファや棚で空間を仕切る
リビングとダイニングを区切る目的は、食事の空間とリラックスする空間を分けるため。一体感のある縦長リビングを仕切るときは、以下の家具やアイテムがおすすめです。
・2~3人掛けの大きなソファ
・向こう側が見えるオープンラック(オープン棚)
・背が高すぎないパーテーション
・ブラインド、スクリーン
・ラグやカーペット
このような、縦長リビングの長所である採光性・通気性をそのまま活かせるアイテムを使用しましょう。
デメリット② キッチンまで自然光が届きづらい
縦長リビングは、横長リビングと比べて窓からキッチンまでの距離が遠くなってしまうデメリットがあります。そのため、キッチンの採光性が不十分となりがちです。賃貸物件の場合は窓の増設リフォームは難しく、昼間でも少々薄暗いキッチンになってしまいます。
対策:キッチン専用の照明を設置
採光の不足は、キッチン専用の照明を取り付けてカバー。とくに手元を明るく照らして、作業効率をアップ
キッチンを明るくするためには、照明を設置するのがベスト。キッチン専用の照明には、明るい、寿命が長い、虫が寄りつきにくいといったメリットのあるLED照明がぴったりです。ボタン式やセンサー式のように、オンオフの切り替えが面倒でないタイプがおすすめです。
デメリット③ 間口が狭い
縦長リビングは、構造上入り口が狭くなることがあり、空間の横幅も相まって全体的に狭さを感じやすい間取りです。横長リビングであれば、入った瞬間にリビングが広がり自然の光をたっぷりと取り込めるのですが、縦長リビングは工夫しなければ少々圧迫感を感じる可能性もあります。
対策:家具選びと配置で、部屋を広く見せる
間口の狭さは、キッチンとリビングダイニングに配置する家具の種類や高さを考慮すれば解消でき、さらに開放感も生まれます。ポイントとしては、
・キッチンから見える位置に視界や光を遮る家具を置かない
・入口から窓を見たときの直線上に家具を置かない
・隣接した部屋の扉のすぐ横に家具を置かない
といったことに気をつけて家具を配置します。家具は「窓からの光を遮らないよう、壁に沿わせて置く」ことが部屋を広く見せるための基本です。
縦長リビングの家具選びと配置のコツ
次に、縦長リビングに会う家具と配置方法を解説します。これから家具を購入する方は家具選びの参考に、すでにお住まいの方は家具の配置を変えるなどして、開放感のあるリビングを手に入れましょう。
「高さ」をバラバラにしないこと
リビングの家具は、デザインや横幅も大切ですが、縦長リビングにお住まいであれば家具の「高さ」を重視しましょう。ダイニングテーブルと周囲のシェルフやチェストの高さを揃えることで一体感が生まれます。家具の高さをなるべく統一することで、視覚的に広い印象を出すことができます。
「抜け感」のある細い家具がおすすめ
縦長リビングで重要視したいのは開放感や見通し。インテリアに抜け感を取り入れることがポイントです。抜け感のある家具の例としては、以下のような全体的に無駄のないデザインのアイテムが当てはまります。
・足がスマートで、空間が見えやすいダイニングテーブル、チェア
・アイアンウッドのシンプルなテーブル、チェア
・シンプルな細身のペンダントライト
これらに色味や柄のないファブリック小物を置くと、抜け感を保ちつつおしゃれな雰囲気のリビングに仕上がります。
丸テーブルのほうが圧迫感が少ない
テーブルは角ばった形よりも丸い天板のほうが、部屋の圧迫感を軽減する効果が。見た目にもスタイリッシュな印象に
丸テーブルは、丸い天板が視覚的に癒やしを与え、部屋の圧迫感を軽減できます。また、デザイン的にもリビングに映えるため、存在感があります。1~2人暮らしであれば、二人掛けの丸いダイニングテーブルがおすすめです。パソコンデスクや作業テーブルの天板などにも長方形のデザインが多く取り入れられていますが、実は丸テーブルのほうがスタイリッシュな印象になります。
収納家具は「オープンシェルフ」タイプを
オープンシェルフとは背板のないシェルフを指し、ものを収納してもシェルフの向こうが見える家具です。普通のシェルフは壁に沿わせて配置しますが、開放感のあるオープンシェルフはリビングとダイニングの区切りとしても使用可能。オープンシェルフを、テレビボードとして区切りに利用すると、壁のようになるので使いやすさも抜群です。ただし、収納スペースにきっちりものを詰め込んでしまうと、開放感が得られなくなるので注意してください。
手前から奥にかけて家具が低くなるような配置
手前をリビングの出入り口としたときに、手前から窓側にかけて家具が低くなるように家具を配置すると部屋を広く見せることができます。背の高い家具が多く多く置かれていたり、高さが統一されていないと、壁が見えづらく、部屋全体に圧迫感が生まれます。リビングの出入り口から窓を見たときの圧迫感を取り除けば、垢抜けた開放感のある印象になります。
視覚的なゾーニングに「ラグマット」を活用
リビングとダイニングの区切りとして、ソファやオープンシェルフを使うのも効果的ですが、視覚的なゾーニングとしてラグマットを活用してみてください。コンパクトな縦長リビングの場合、大きめのソファで区切ると狭く感じてしまうので、マットを敷いてリラックス空間を作るのがおすすめ。季節感のあるラグマットやふわふわ感のあるラグマットで、見た目からも心が癒されて結果的に区切りとして認識できます。
空間を広く見せる「色」の選び方
色は人間の感情や印象を大きく左右する、インテリアの重要なポイントです。インテリアのカラーパターンで統一感を出せば、空間を広く見せることや、明るく見せることもできます。縦長リビングを広く見せるときは、以下で紹介するカラーパターンを取り入れてください。
薄いベージュやグレーなど、空間を広く見せる色でコーディネート
室内の大部分となり、第一印象を決める壁紙や天井は、ホワイトをベースにして、淡いカラーを取り入れると空間を広く見せることができます。壁紙や天井が広いと、窓からの光を存分に取り入れることができて開放感が生まれます。ベッドの足や床板の色は薄いベージュやグレーにすると、壁紙や天井ともマッチします。
一般的に「インテリアの黄金比」と呼ばれる配色は、7:2.5:0.5といわれています。配色の7割を占めるのはベースカラーであるホワイト、2.5割はメインカラーとなる薄いベージュやグレー、残りの0.5割はアクセントカラーはオレンジやグリーンなどに小物でアクセントを加えてみてください。
ダイニングスペースとリビングスペースでテーマ分け
縦長リビングのインテリアを今よりも楽しみたいときは、ダイニングとリビングでテーマ分けしてみましょう。部屋のアクセントになる小物のテイストを変えてみたり、リビングは季節感のある空間にしたりと、ひとつの部屋でふたつの楽しみが味わえます。
どちらの空間も広く見せるためにホワイトをベースにして、ベージュやグレーを使えば統一感を保ったままテーマを区別できます。それぞれのスペースでメインカラーを変えてしまうとちぐはぐになるので、あくまで配色変更ではなくテイストやテーマのチェンジが目的です。
おしゃれな実例で紹介。縦長リビングの人気レイアウト方法
上記で紹介した家具の配置や選び方をチェックしたら、次は広く見せる配置をイメージします。ここでは、縦長リビングのレイアウト実例をピックアップするので、模様替えの際に参考にしてください。
壁面に家具を一直線に配置するレイアウト
縦長リビングは壁に沿って大きな家具を配置すると、空間を広く見せることが可能。窓からの光を最大限取り入れ、明るく見通しの良い印象に
縦長リビングでは壁に沿って家具を配置するレイアウトが、空間を広く見せるポイント。ソファ、テレビボード、などの大きな家具を壁に寄せるだけでも、リビングの印象が大きく変わります。一直線に配置すると、
・キッチンやリビングの出入り口から窓が見えやすくなる
・風通し、見通しが良くなる
といったメリットが生まれます。家具の高さを統一できない場合でも、壁寄せレイアウトを取り入れるだけで印象が変わるので、模様替えの際には「一直線」を意識してください。
大きなソファの背もたれを壁に付けて、部屋に通路を確保
2~3人掛けの大きなソファは、背もたれ側を壁に付けると中央に通路を確保できます。壁に沿わせていれば、ソファに誰かが座っていてもリビングの中央には空間があり、窓からの光も存分に取り込めます。
通路側にソファの背を向けるレイアウト
rita.home_ さんのインスタグラムより
リビングに隣接した部屋へ続く扉があるほうにソファの背を向けて通路を確保して、リラックス空間を作り出す方法もおすすめです。隣接した部屋から出てくると、リビングの空間が広々とした印象になります。
壁面にテレビを設置して、動線を確保
通路側にソファを向けたレイアウトの場合、テレビ台にテレビを置くと、台に奥行きがあるぶん画面が手前になってしまい、テレビが見づらくなる可能性も。最近では、ビス穴を極力小さくした、賃貸物件でも設置できるような壁掛けテレビがあります。リビングの横幅がコンパクトで動線の確保が難しいときは、壁掛けを検討しましょう。
ダイニングテーブル、ソファ、テレビを平行に設置するレイアウト
縦長リビングをソファで「間仕切り」するレイアウト。歩くスペースを確保しながら生活空間を分けることが可能
縦長リビングの空間に、キッチンからダイニングテーブル→リビングのソファ→テーブル→テレビの順に並行して配置すると、おしゃれ感をキープしながら広く見せることができます。壁に一直線には並ばないものの、平行に配置すれば歩く空間を確保できるので、掃除機を掛けるときもスムーズです。家具を平行に配置するときは、隣接した部屋の扉があるほう、またはリビングの出入り口を動線・スペースとして確保しましょう。
ソファが空間の仕切り代わりになる
ソファは、リビングとダイニングを違和感なく区切れるアイテムとして活用できます。オープンシェルフやパーテーションを設置すると、コンパクトなリビングでは壁のような圧迫感が生まれてしまいます。
ソファは配置してもキッチンから窓まで視界を遮らないため、光や風を防ぐこともありません。キッチンからリビングを見えるようにしておけば、子どもがテレビを見ている姿を確認できたり、家族団らんの時間を過ごせるというメリットがあります。
ダイニングテーブルとソファを対角線に配置するレイアウト
sari_rin_rin さんのインスタグラムより
ダイニングテーブルとソファを対角線上に配置すると、リビングを広く見せることのほかにも、以下のメリットがあります。
・キッチンからリビングが見えやすくなる
・ダイニングテーブルに座っている人と会話がしやすくなる
家族団らんの時間を大切にしたい人や、リビングで子どもが遊んでいる様子を確認したい方は、キッチンからの視界を重視しましょう。家族のコミュニケーション重視の方は、リビングとダイニングの間にオープンシェルフやパーテーションを設置せず、ラグマットで視覚的に区切りをつけるのがベストです。
ソファ前の広い空間に、床でくつろげるラグを
リビングのソファ前にラグを敷くことで、ソファを背にラグに腰を下ろしてテレビを見たりストレッチをしたりと、リラックスする空間が作れます。空間の印象をガラッと変えるラグは、部屋の中でも重要なアクセント。シーズンに合わせたデザインのラグを敷けば、季節感もおしゃれ感も堪能できます。
掃除が手間、夏は暑いからとラグを外してしまう方もいますが、リビングとダイニングを区切るためにはおすすめのアイテムです。ソファの配置やリビングの面積によっては、ラグがないほうが空間が広く見えるケースもあります。広く見せることが目的であれば、ラグを敷いた際にリビング全体をチェックしましょう。
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