メキシコ・マヤ族の伝統刺繍を守る!「マヤ刺繍プロジェクト」貧困から経済的自立へ

CAMPFIRE
2020.07.23 10:41
マヤ伝統刺繍は自然と共存して生きるマヤ族の独特の感性と色使いが特徴の美しい刺繍です。新型コロナウイルスにより旅行者からの収入が絶たれ、伝統刺繍がピンチに立たされています。女性たちの手で織り成されるこの伝統文化を守るために、是非ご支援をお願いします。◆はじめに◆
私はHISメキシコ・カンクン支店の相原朋子と申します。私達はカンクンのあるユカタン半島で20年間旅行業を営んできました。ユカタン半島は手つかずの美しい大自然と、マヤの古代遺跡が多数残る見どころ満載の観光地です。
しかし、新型コロナウイルスのパンデミックにより、旅行業は壊滅的な打撃を受け、観光業で生計を立てている先住民マヤの人々の生活にも大きな打撃を与えました。工芸品や刺繍製品からの収入はゼロ、貧しい生活から抜け出すための知恵や資金がなく、先の見えない未来にただ支援を待つだけの日々。
私達はこの状況をただ見過ごすことができず、マヤの人々に何ができるか考えました。彼らが大切にしてきたこの地をこれからも守り続けてもらうためにも。

◆マヤ刺繍プロジェクト ◆
現地で12年間マヤの村々を支援している、政府認定のNPO法人【Asociacion Pro-Dignificacion de la Mujer Maya. A.C.】( 日本語名「マヤ女性の尊厳を守る会」)とHISメキシコ支店がマヤの人々の生活向上と女性支援という同じ理念の元「マヤ刺繍プロジェクト」を立ち上げました。
マヤの刺繍は自然との共存から生まれ、繊細なデザインとカラフルな色が特徴。この刺繍技術も今この長引くコロナ禍で衰退する可能性を秘めています。製品を作っても売れない状況では作り手は続けていくこともできず、後世に繋いでいくことも難しくなります。マヤの女性達がこの伝統的な刺繍を続け、観光客だけでなくインターネットを使った販売経路を作り上げることで、経済的自立を可能にし伝統刺繍文化を守っていけるチャンスだと私達は信じています。
マヤ女性たちの挑戦に是非このGoodMorningを通して、みなさまのお力をお貸しいただけないでしょうか。



    music:www.bensound.com

◆マヤ族の人々の生活◆
ユカタン半島には何世紀にも渡り先住民族のマヤ族の人々が生活しています。マヤ族は世界的にもマヤンカレンダーや世界遺産チチェン・イツァ遺跡など比較的知っている方が多い民族かと思いますが、実はメキシコ社会の中では労働格差や賃金格差を受けており、国道から数キロ入ったジャングルの中に集落を作りひっそりと生活をしています。
マヤの人々の暮らしはとても貧しく、町へ出て民芸品や家庭菜園でとれた野菜などを売って生活をしておりますがそこからの収入はごくわずか。コロナ自粛期間中はどこの町にも出ることができず、毎日の食事にも困る状況が続いています。
また仕事を求めて男性が都市に出稼ぎに行き、集落には2週間もしくは1ヶ月に一度わずかなお金を持って戻ります。そのため集落では女性が家族の生計を立てるために刺繍など内職を行いますが、製品を販売するためには都市部まで売りに行かなければならず、家をあける事が難しい女性達には長距離の移動は難しく、結果的に配偶者が稼いだわずかなお金で生活を与儀なくされます。

◆マヤ族の女性◆
村にある学校では6歳から12歳の初等教育のみで中等教育を受けられるのは僅かです。女子は15-17歳で結婚し出産するのが一般的で、村に仕事がないため多くの女性は出産後は専業主婦となり、内職として刺繍を始めます。
ユカタン半島のお土産として人気の高いイピル、胸に色鮮やかな刺繍が施されたブラウスやドレス、他クラッチバッグやポーチなどの刺繍製品は、村の女性達の内職によって製造され街のお土産屋や屋台、路上で販売されます。しかし、そこからの収入は刺繍に費やした時間を考えるとごくわずかなものです。さらに、カンクンなどの観光地には工場で大量生産された刺繍製品が入り込み、マヤの刺繍は価格競争に勝てずに厳しい状況に立たされています。
◆ マヤ族の女性の夢◆
マリアサラさんは25歳、子供は二人います。今は家事の傍らで、手縫いの刺繍をして生活の足しにしています。彼女の夢は、マヤ伝統刺繍をもっとたくさんの人に知ってもらうこと、そしてマヤ村で生きる女性たちが何をして生きているのかを知ってもらうことが夢だと話していました。





しかし現状を考えると、新型コロナの収束が長引く恐れやそれに伴う観光業の衰退により、マヤの人々の生活はより厳しくなる可能性があり、笑顔ではいられない状況が迫っていることもまた現実なのです。

◆ 共同プロジェクトグループ紹介「 マヤ女性の尊厳を守る会 」◆
写真 ラウラ・エウへニア・ペレス・アギーレさん


今回のこちらのプロジェクトは、現地で活躍する【LA ASOCIACION PRO-DIGNIFICACION DE LA MUJER MAYA A.C. DE LA ADMINISTRACION PUBLICA FEDERAL】( 日本語名「マヤ女性の尊厳を守る会」) との共同プロジェクトとなります。メキシコ政府からも認定を受け2002年より11のキンタナロー州にあるマヤ村の生活支援を行っており、特に社会的地位の低い女性の支援を行ってきたグループです。しかしながら、昨年の政権交代により今まで受けてきた開発助成金は断ち切られ、今現在は寄付金とグループのわずかな資金でマヤ村を支援しています。
私達はマヤ村の女性や子どもたちが将来に希望や夢を持てる社会にしてきたという共通の理念の元に、こちらのグループと共にマヤ村を支援していきます。

◆ このプロジェクトで実現したいこと◆ 
女性たちが経済的に自立することで、家族の食生活や健康・衛生面の向上、そして何よりも子供達が夢を持てる社会になるためにも、女性達を支援することが一番の近道となると考えます。
仕事についていない女性達にはまず伝統刺繍を習得する機会を与え、そして伝統的なデザインをもとにオリジナルデザインを考え商品化して行きます。また、女性たちが集まって作業ができる安全でクリーンな工房の建設や、マヤ村オリジナルブランド立ち上げます。そうすることで他州の刺繍製品との差別化を図り、単価アップにつながります。
販売は旅行者に頼るのではなく、インターネットを利用して日本だけではなく、将来的には世界中にこのマヤ村の刺繍を広めていけるよう、現地協力グループと共に支援していきます。

※皆様からいただいた支援金は、上記活動に掛かる費用に全額充てさせていただきます。
◆実施スケジュール◆
【プロジェクトスケジュール】
7月初旬 刺繍レッスンの開始
8月中旬 オリジナルブランドの立ち上げ、オリジナルブランド商品の開発
9月初旬 オリジナルブランド商品の製造開始
11月中旬 工房の建設終了とインターネット販売の開始
<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

◆最後に・・・◆
日本とメキシコは外交樹立から132年、それ以前から400年以上にわたり友好関係を築いてきました。日本からは遠いと思われているメキシコですが、実は直行便で12時間とヨーロッパに行くのと変わりません。日本も今は大変な時ですが、メキシコにも根深くそしてより深刻な問題があります。
女性達が立ち上がれば、マヤ社会での女性の地位の向上と子供の教育や衛生面にもいい影響を与えます。そして何よりもこの先の見えない状況の下で伝統刺繍をしっかりと守り、子ども達に受継いでいくことが私達の願いでもあり、将来への希望につながっていくと思います。
みなさまからの温かいご支援をよろしくお願いいたします。

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