ミュージカルの基本を総復習!『マツコの知らない世界』出演者が指南
antenna*
2020.07.06 10:00
Sponsored by WOWOW
エンターテインメントの最高峰・ミュージカル。しかし、「一度は行ってみたいけど、敷居が高い」と思っている方もいるのではないでしょうか。本記事ではミュージカルデビュー前に知っておきたい基礎知識を『マツコの知らない世界』(演劇の世界)のナビゲーターを務めた上村さんに紹介していただきます。
教えてくれたのは…
上村由紀子さん
年齢=観劇歴の演劇ライター。TBS『マツコの知らない世界』(劇場の世界)、『アカデミーナイトG』、テレビ東京『よじごじDays』等のメディア出演に加え、演劇トークイベントの構成・司会も多数。ハワイと下北沢が好き。
ここ数年のエンタメ界でもっとも勢いを増しているのがミュージカル。三浦春馬さん、長澤まさみさん、山田孝之さん、生田絵梨花さんら、映像で活躍するプレイヤーたちがミュージカルの舞台でも高い評価を受け、『レ・ミゼラブル』や『ラ・ラ・ランド』『キャッツ』などの映画は大ヒット。以前に比べてミュージカルはずっと身近な存在になりました。
 
そんなミュージカルの基礎知識、あなたはどのくらいご存じでしょうか?今回はこれまで3500本以上の舞台を観てきた演劇ライター・上村由紀子が“コレを知っておけば自慢できる”ミュージカルのプチ知識と、お薦めコンテンツをご紹介しちゃいます!
日本で観られるミュージカルの種類
現在、日本の大劇場で上演されるミュージカルはざっくり4つのカテゴリーに分けられます。
① ブロードウェイ作品
ニューヨークの中心部にあるブロードウェイはいわずと知れた“ミュージカルの聖地”。ブロードウェイミュージカルの特徴は「華やかな世界観と躍動的なダンス」です。代表的なのはディズニー作品で『アラジン』『ライオンキング』『美女と野獣』などが特に有名。
② ウエストエンド作品
ロンドンの劇場街・ウエストエンド発のミュージカルの代表といえば『オペラ座の怪人』『キャッツ』などを作曲したアンドリュー・ロイド=ウェバー作品と『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』を手掛けたシェーンベルク作品。「繊細な旋律と深い物語性」がロンドン産ミュージカルの特徴です。
③ ヨーロッパ作品
オーストリア・ハプスブルク家の栄光と滅亡を描いた『エリザベート』や、天才作曲家の生涯を舞台化した『モーツァルト!』などを擁するウィーンミュージカルに加え、フランス発のロックミュージカル『ロミオ&ジュリエット』など、近年ヨーロッパ作品は人気急上昇です。特徴は「なんでもアリのゴージャス感」。
④ 2.5次元作品
2.5次元とは漫画やアニメ、ゲーム原作の舞台のこと。『テニスの王子様』や『刀剣乱舞』『美少女戦士セーラームーン』など、人気作品が怒涛の勢いで舞台化され、若い世代を中心に盛り上がりを見せています。そんな2.5次元ミュージカルの特徴は「限りなく原作に寄せるキャラクター構築」です。
2.5次元男子推しTV シーズン4
#6 村井 良大
7月31日(金)21:15〜WOWOWライブで放送
またこの4つのカテゴリーに加え、韓国発のミュージカルや日本のクリエイターが作ったオリジナルミュージカルなど多様な作品が上演されています。
日本初のミュージカルはどのタイトル?
日本で初めて上演された海外ミュージカルは、オードリー・ヘプバーン主演で映画にもなった『マイ・フェア・レディ』。
1963年、帝国劇場での公演で、江利チエミさんと高島忠夫さんが出演しています。ちなみに、ヒギンズ教授役の高島忠夫さんは髙嶋政宏さんと高嶋政伸さん兄弟のお父さまです。
トニー賞ってどんな賞?
ひとことで言うと演劇界のアカデミー賞。ブロードウェイでエントリー期間中に上演された舞台作品を対象に、演劇関係者約700名による投票で各賞の受賞作品や受賞者が選ばれます。始まりは1947年で、1949年からはストレートプレイ(せりふ劇)とミュージカルの2部門に分けられ、それぞれに作品賞や主演男優賞、主演女優賞、各スタッフ賞などが設定されています。

世界中の観光客がミュージカルを目当てにやってくるブロードウェイにおいて、トニー賞を受賞することは名誉に加え、その後の集客にも大きな影響があるため、各プロダクションは持てるすべての力を使って賞獲りレースに参戦します。
日本では華やかな授賞式の模様をミュージカル界のプリンス・井上芳雄さんを案内役にWOWOWが独占生中継しているのですが、今年は新型コロナウィルスの影響でブロードウェイの劇場がシャットダウンしているため、賞の候補作発表も授賞式も延期に。今は明るい灯がまた劇場にともる日を願うばかりです。
今こそ「おうちブロードウェイ」を楽しもう!
多くの劇場が通常通りのオープンとはいかない今だからこそ、自宅でミュージカルを楽しむのもいいかもしれません。WOWOWでは「おうちブロードウェイ」特集と題し、ブロードウェイミュージカル4作品を7月より順次放送します。第一作目は「松竹ブロードウェイシネマ」として上映された第70回トニー賞受賞のミュージカル『シー・ラヴズ・ミー』!
(c) BroadwayHD/松竹 (c) Joan Marcus
ミュージカル『シー・ラヴズ・ミー』
7月29日 (水) 20:45〜 WOWOWライブにて放送
舞台はハンガリー・ブタペストの香水店。そこで働く青年ジョージと新人店員のアマリアは顔を合わせれば喧嘩をする犬猿の仲。ふたりにはそれぞれ意中の文通相手がおり、その相手との初めてのデートを前に落ち着かない様子。が、お互いの素性を知らないまま文通しているのはじつはジョージとアマリアでーー。

このシチュエーション、ワクワクしませんか?文通っていうのがまたいいですよね。1930年代を描いた作品ということもあり、オールドファッションも一見の価値ありです。ブロードウェイミュージカルらしく、華やかな音楽とダンスで展開するロマンティック・コメディ。これはテンション上がりますよ。

『シー・ラヴズ・ミー』は、トム・ハンクス&メグ・ライアン主演の大ヒット映画『ユー・ガット・メール』の原点ともなった作品。日本では過去に、市村正親さんと涼風真世さん、薮宏太さんと神田沙也加さんのコンビでも上演され、劇場をハッピーの渦に巻きこみました。

好きなお酒と美味しいフードを用意して、本場ブロードウェイの劇場で臨場感たっぷりに収録された『シー・ラヴズ・ミー』をおうちでゆっくり楽しむのはいかがでしょうか。観終わった後にはきっと踊りだしたくなるはず!
(c) BroadwayHD/松竹 (c) Carol Rosegg
ブロードウェイ版『ロミオとジュリエット』
8月26日(水)20:30〜 WOWOWライブにて放送
その後のラインナップでは…
8月ブロードウェイ版『ロミオとジュリエット』
9月ミュージカル『ホリデイ・イン』
10月ミュージカル『42ndストリート』
を予定しています。どれも名作ばかり。「ミュージカルに行くのは敷居が高い」と思っている方はぜひ、WOWOWでミュージカルデビューしてみてください。きっとハマれるはずです。
文/上村由紀子