リノベは床から変えると印象激変!TRMで学ぶアクタス流リノベ術

2020.01.29 11:00
“リノベーションを見て、学び、感じて、ひらめく”をテーマにしたTOKYO RENOVATION MUSEUM(東京リノベーションミュージアム)、略して“TRM”は、住まいづくりやインテリアを学べるパナソニックのミュージアム。現在企画展、“アクタス的ビフォア・アフター展”を開催中(※2020年1月9日(木)〜4月7日(火))です。今回は1/14に開催されたオープニング記念イベント“アクタス流インテリア術”のセミナーへ参加してきました。そこから、リノベを考えている人、インテリアの使い方に悩んでいる人のヒントを探ります。
興味を持って好きになれば、誰にでも心地よい空間づくりができる。
セミナーのトークゲストは、インテリアのセレクトショップ『ACTUS(アクタス)』のクリエイティブディレクター・荒木正則さん。数々のセミナーやイベントに招かれるだけではなく、アクタス・スタイルブック「123人の家」の編集長を務め累計24万部のヒット。現在最新刊を撮影中されるなど、幅広く活躍中です。
リアルなビフォア&アフターでリノベのポイントをじっくり体験。
開催中の企画展では、新築で購入し10年経ったマンションの夫婦が、子供が小学校に入学するタイミングでリノベーションを計画した場合を想定。そのビフォア&アフターを、2室を鏡で挟む形で展示しています。リノベで目指したのは“家族が自然に集まるような居心地の良さ”。要所要所に荒木さんのポイント説明が貼られていて、インテリアのコツをわかりやすくレクチャー。鏡越しにスマホで写真を撮ると客観的にその部屋にいる自分を見ることができるという仕掛けになっています。
「ソファはリラックスする場所のため、座り心地が良くて丈夫なものがいいでしょう。存在感のあるものなので、デザインのよさも重要」と荒木さん。
ディスプレイは自分の好きなものを集めた空間。「自分たちらしい雰囲気や好きなものに囲まれて暮らすことで、個性ある心地よい空間に。旅先でビビっと感じた雑貨たちを飾ることで、生活に潤いも生まれます」
荒木さんの考える“理想の部屋づくり”、そしてそのヒントとは?
「100人にささるインテリアや空間よりも、自分が好きなものを集めて冒険することで、自分だけの居心地いい空間ができあがる。インテリアのセンスは、生まれ持ったものではなく、自分が興味を持って好きになることでどんどん磨かれると思っています」と話す荒木さん。インテリアや空間を変えたいけれど何から始めたらいいかわからないという人たちにアドバイスをもらいました。「僕がおすすめするのは床を変えること。張り替えまでしなくても、シートタイプの敷物でもいいと思います。大きな面積を占める床を変えるだけで部屋の雰囲気はガラリと変わり、リノベの次のヒントが見つかるはず」
食事をとるためのダイニングテーブルは、家族が集う時間として長居できるかどうかが大事。「それぞれに座る場所が決まっているので、家族の個性に合わせたチェアで居心地の良さを演出しました」
「また、インテリアショップに行った時はただ見て回るだけではなく、ソファなら実際に座ったりしてみることが大事です。いろんなソファを座り比べていると、安いものと高いものの違いがわかるようになってきますから。店員にはたくさん質問をしてコミュニケーションをとると、さらにいろんなヒントが見えてくると思います」
TRMではリノベーションが気になっている人を多角的にサポート!
今回参加した企画展以外でも、TRMはリノベーションにまつわるさまざまな提案やアイデアを体験できる場所として最適な場所。たとえば、ライフ・ファインダーを使えば自分の暮らしのイメージが明確になったり、“ノウハウコーナー”では、リノベの注意点から内装材、断熱、バリアフリーなどのポイントが学べたり。全く同じ75㎡のリアルサイズの部屋で、それぞれまったくコンセプトを変えた、おしゃれなリノベーションルームを見比べることができるのもこのTRMだけ!
ライフ・ファインダーは直感で2つの画像を選べば自分の暮らしに対する志向が明らかに
“アクタス的ビフォア・アフター展”期間中、企画展連動セミナー以外にも週末を中心にさまざまなセミナーが!
TRMでは今回の“アクタス的ビフォア・アフター展”以降も、リノベーション・リフォームをはじめたい方や興味はあるけど、何からはじめたらいいかわからない方向けの、リノベーションのポイント、インテリア、中古購入リノベ、資金計画といったさまざまなテーマの無料セミナーを続々開催。どれもきっとリノベの参考になるはずなのでぜひチェックして見てください。
【PROFILE】
荒木正則
あらき・まさのり アクタス・クリエイティブディレクター。‘96年よりアクタス・スタイルブックの編集長を務め、現在9号発刊中。’’12年アクタス社員の家を撮影した「123人の家」発刊.。累計24万部のヒットで各方面から注目を集める。現在スタイルブックの新刊撮影中。
【施設概要】
TOKYO リノベーション ミュージアム

住所/東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル1階
営業時間/10:00〜17:00(入場無料・自由にご見学できます) 
休館日/水曜日(祝日は開館)・夏季・年末年始
電話/0800-170-3815(フリーコール)